意外と知らないガソリンの色になんとわたしたちの安全がかかっていた
2016/03/30
lalala.rararaura
セルフのガソリンスタンドが増えてきましたね。安さと引き換えに給油は自己責任になってしまいます。あなたは軽油とガソリンの違いについて知っていますか?実は軽油とガソリンを間違えてしまうと大変に!今更聞けない軽油とガソリンの違いをまとめました!
まずはガソリンについて簡単にまとめてみました!
そもそもガソリンとは
ガソリンは、沸騰する温度が30℃以下ととても低く、揮発性が高い(蒸発しやすい)のが特徴で、自動車用の他、航空用や工業用にも使われます。
もっとも揮発性が高い
そのため、ガソリンの持ち運び・保管には専用のタンクが必要です。時間の経過とともに酸化や劣化していくので、長期保存には向きません。
レギュラーとハイオク
ガソリンスタントではレギュラーとハイオクがガソリンになります。
レギュラーガソリンとハイオクタンガソリン(ハイオク)の違いは、オクタン価の違いによります。
オクタン価とは燃料の異常燃焼を引き起こす度合いであるノッキングの起こりにくさを数値化したものです。オクタン価はレギュラー>ハイオクとなっており、高性能なエンジンを搭載している車や外車はハイオクを給油する必要があります。
ガソリンは着色されている
ガソリンは灯油や軽油との違いがひと目でわかるように着色されています。レギュラー・ハイオクともにオレンジ系と決まっていますが、メーカーによって少し色合いが違います。
今度は軽油についてまとめてみました!
軽油とは
主にディーゼルエンジンの燃料として使用され、高温高圧の場合に良く燃え、燃焼効率が良いのが特徴です。日本では主にトラックやバスなどの燃料として使用されています。
軽油という名前から
軽自動車用の燃料と勘違いされてしまうこともあるようで、最近のセルフスタンドではこのように表記して勘違いされないように対策を行っているようです。
軽油も着色されている
軽油も間違いないように着色されています。色はガソリンとは違い、淡黄色でグリーン系の色となっています。こちらもメーカーにより多少の着色の違いはあるようです。
ガソリンと軽油の間違いに気がついても安いしいいかなんて思っていると大変なことになってしまいますよ!
勘違いして軽油を給油しても
タンクの中にはガソリンが残っているので、すぐに異常は発生しません。しかし、ガソリンが少なくなってくると、異常が発生するようになります。
こんな異常が発生します!
エンジンからチリチリと異音が聞こえたり、振動がおこったり、マフラーから黒煙が出はじめます。この現象をノッキングと言います。
こんな異常が発生します!
ガソリン車に軽油を給油した時と同様にノッキングが発生し、マフラーからは白煙が出ます。ディーゼル車の場合はすぐにエンジンに異常が発生するようなので、すぐに修理に出しましょう。
エンジンの故障
ガソリンと軽油を勘違いで給油したことに、すぐに気が付き、エンジンを止めていれば部品交換で済みますが、エンジンが停止するまで気が付かなければエンジンの分解が必要になる場合も。高額な修理代が発生してしまうので、注意が必要です。
エンジンストップまで行くと30万円近くの修理代が発生することもあるようです。勘違いでは済まなくなりますので、給油するときはガソリンと軽油を間違いないよう気をつけたいですね。
スタンドで勘違いに気がついたら
すぐその場で店員を読んで対応してもらいましょう。
この段階なら、間違えていれたガソリンや軽油をタンクから抜き取りとタンクの洗浄で済みます。修理代も2万円程度で済みそうです。
道路で走っている最中に勘違いに気がついたら
すぐに車を止めてレッカーを呼んで車の整備できる店かスタンドに運んでみてもらいましょう。早ければ早いほど修理代を抑えられます。
焦りは禁物
セルフのガソリンスタンドだと、行列などで焦って軽油を勘違いで給油してしまったら一大事です!しっかり確認してから給油しましょう。
ディーゼル車の給油口
ディーゼル車の給油口はこのように、軽油であることがわかるようになっています。ただ、店員が給油するスタンドでも勘違いで軽油のところをレギュラー入れられてしまい、修理が発生したというトラブルもあるようです。しっかり「軽油」と伝えないと後で大変になりそうですね。
いかがでしたか?
レギュラーとハイオクを勘違いしても車の故障に繋がるようなことはありませんが、ガソリンと軽油を勘違いすると車の故障に直結します。間違いで給油するだけで予想外の出費になりますので、セルフスタンドで給油するときはしっかり確認を行ってガソリンや軽油を給油するようにしましょう!
今回の記事が少しでも役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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