知らないと知っているとでは大違い、車のエンジンの仕組みを紹介
2016/01/09
syun_crowd
スピードメーター周りにある様々な警告灯。シートベルトや半ドアなど、見慣れたものばかり・・・と思ってるあなた!ちょっと待って下さい。エンジン警告灯をご存知ですか?点灯してるのを見たこともない人も多いエンジン警告灯。点灯したらどうすればいいのでしょうか?
メーターの周りを良く見てみてください。エンジンを切った状態では、警告灯は点灯していませんね。エンジンをONにした時に一斉に点灯して、エンジンが始動すると消えます。異常がある場合は、もちろん点灯したままですね。警告灯にはどんなものがあるのか、少し見てみましょう。
警告灯には、赤く点灯するものがあります。赤色の警告灯が点灯、点滅した場合は、すぐに停車して原因を調べる必要があります。
充電警告灯
これが点灯したら運転してはいけません。
充電不足を警告しているので、そのまま走り出したら、いつエンジンが止まるか分かりません。
エンジンが停止すると、ブレーキが効かなくなり、ハンドルが重くなります。
ブレーキ警告灯
サイドブレーキを引いた状態の時に点灯しています。
サイドブレーキをきちんと解除したのに点灯している場合は、ブレーキフルードが著しく減少していることが考えられます。
赤く点灯する警告灯は、他にもシートベルト警告灯や油圧警告灯などがあります。
赤く点灯する警告灯以外に、黄色く点灯する警告灯もあります。黄色の警告灯が点灯した時は、なるべく運転を控えるようにします。すぐに危険な状態になることはありませんが、正常な状態ではないので、できるだけ早く対処して下さい。
燃料警告灯
燃料の残量が少なくなると点灯する燃料残量警告灯。
車によって差がありますが、残量はだいたい5から10リットル程。
なるべく早く給油しましょう。
潜水艦のような形のエンジン警告灯
車のエンジンには、様々なセンサーが取り付けられています。そのセンサーのどこかに異常があると点灯するのがエンジン警告灯です。また、環境に影響する有毒ガスを排出する恐れのある状態になった時にも、必ずこのエンジン警告灯が点灯します。
エンジンに何らかの異常を感知して点灯するエンジン警告灯。エンジン警告灯が点灯したら、どうなってしまうんでしょうか。
先ほどもご紹介したように、すぐに車を停止させなければならない警告灯は、赤い色をしています。しかし、エンジン警告灯は黄色く点灯です。あまり点灯しない警告灯が点灯すると、焦ってパニックになりそうですが、大丈夫です。エンジン警告灯が点灯したからと言って、すぐにエンジンが止まったりすることはありません。
エンジン警告灯が点灯する理由は様々ですが、エンジン警告灯が点灯する主な原因を挙げてみましょう。
O2センサー
エンジン警告灯が点灯する理由で、多いのがこの『O2センサーの異常』です。O2センサーとは排気ガス中の酸素濃度を測るセンサー。酸素濃度を計測することで、燃費が分かります。このセンサーが働くことで、エンジンのコンピューターが気温、エンジン温度を計算して車を走らせます。
O2センサーが原因でエンジン警告灯が点灯する場合は、主に2つの理由があります。1つめは、酸素濃度の異常。2つめはO2センサーの故障です。
エアフロセンサーとは、空気の吸入量を測るセンサーです。このセンサーが働くことで、コンピューターが燃料の濃さを制御します。このセンサーがうまく機能しないと、インジェクター正確に燃料を噴射出来なくなるため、燃費に影響します。
エアフロセンサーが原因の場合はエアクリーナーのメンテナンス不足であることが多いようです。また、まれにエアフロメーターが故障することがあり、エンジン警告灯が点灯します。
エンジン警告灯と排ガス浄化装置警告灯
両方点灯しています。
排ガス浄化装置は、ディーゼル車に付いています。これは、フィルターのような役割をしていて、排ガス中の有害物質を取り除いてくれます。この排ガス浄化装置が詰まると、まず排ガス浄化装置警告灯が点滅します。それを放置しておくと、点滅から点灯になり、同時にエンジン警告灯が点灯し、スピードが出せなくなります。
早めに自動車修理工場などへ行きましょう。
エンジン警告灯が点灯する理由は、様々です。自分で判断することは難しいのでディーラーや修理工場に連絡しましょう。診断機で、どのセンサーが異常を起こしているのか調べてもらえます。
エンジン警告灯が点灯していても、意外と問題なく走れてしまう場合も多かったり、点灯したり消えたりを繰り返す場合もあるので、放置されてしまうこともあるそうです。例えエンジン警告灯が消えても、一度点灯したのなら、何らかの異常があったと言うことです。コンピューターには記録されているので、エンジン警告灯が点灯した理由をきちんと調べてもらいましょう。
黄色のエンジン警告灯。ここでご紹介したように、エンジン警告灯が点灯したからと言って、すぐに走行不能になる訳ではありません。でもエンジン警告灯が点灯したら、できるだけ早く、ディーラーなどに連絡してくださいね。
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