愛車のブレーキパッドの残量は?ブレーキパッド交換時期について
2016/11/28
parukichi15
あなたはブレーキフルードの交換時期に交換していますか?そもそもブレーキフルードって何?今回はブレーキフルードの交換時期について色々とまとめてみました!実はちゃんと交換してないと大変なことになってしまうかも!車の点検をあまりやっていない人は必見です!
ブレーキフルードという言葉はあまり馴染みがありませんね。交換時期について触れる前にまずは、ブレーキフルードについて紹介していきます!
ブレーキフルードとは
ブレーキオイルのことを言います。画像の茶色っぽい液体がブレーキフルードになります。
この画像のブレーキフルードはだいぶ茶色くなっているので、そろそろ交換時期が迫っていますね!
ブレーキフルードの役割
車やバイクなどのブレーキ操作は軽く手や足の力をかけるだけで済んでいますね。しかし、車やバイクが実際に止まるには強い力で、ブレーキキャリパーやドラムブレーキのホイールシリンダーに制動を伝える必要があります。
その強い力である圧力をかけるのが、このブレーキフルード、別名ブレーキオイルになります。
そもそもなぜオイルなのか
圧力をかけるのになぜオイルを使用するか?
それは、ブレーキをかける際に摩擦熱が発生するためです。その摩擦熱はブレーキフルードにも伝わります。瞬間的には200℃を上回ることも。当然、水では沸騰します。沸騰で泡立っている状態では圧力はかけられず、ブレーキの効きも悪くなります。なので、沸騰しにくいオイルを使用しています。
ブレーキフルードはブレーキ操作つまり車やバイクの安全性について関わる重要なオイルです。交換時期を過ぎても問題なんか起こしたことないし、交換なんてしなくていいなんて考えは危険です!
ブレーキが効かなくなります!
ここでは適切な交換時期にブレーキフルードを交換しなかった場合について紹介していきます!
ブレーキフルードは経年ともの劣化していくので、適切な交換時期に交換する必要があります。
ブレーキフルードが漏れてブレーキの部品を腐食させる
ブレーキフルードには吸湿性があり、経年とももに水が混じり始めます。この水はブレーキ部品を腐食させ、漏れたブレーキフルードがさらに周辺の塗装や部品を腐食させてしまいます。
その結果、ブレーキが効きにくくなったり、効かなくなったりします。
ブレーキフルードが漏れても車の異常がわかりづらい事が多いです。わかった時にはすでに手遅れになってしまい、修理代が高くついてしまうことも。交換時期を過ぎないよう気をつけていきたいですね。
ベーパーロック現象
ブレーキを掛けた時発生する熱によって、ブレーキフルードが沸騰してしまい、気泡が発生し油圧がかけることができなくなり、ブレーキが効かなくなるという現象です。
長い下り坂などでブレーキを踏み続ける事によって発生しやすい現象です。
ブレーキフルードが沸騰するのは?
ブレーキフルードの特徴に吸湿性があります。経年とともに水が混じり始めます。水が混じることにより、沸点が下がり、ブレーキをかけ続けるとブレーキフルードが沸騰しやすくなるのです。
交換時期を過ぎれば過ぎるほどブレーキの効きが悪くなっていきます。
交換時期を過ぎても交換しなかった場合、街乗り程度ならブレーキを多用しすぎる事がないので問題は起こりにくいですが、山道や高速道路などで長い下り坂があると、ベーパーロック現象をおこし事故につながってしまいます。
さてここではブレーキフルードの交換時期についてまとめていきます!
交換時期を把握していない人も少なくはないのでしょうか?
交換時期は使用期間が目安です。
ブレーキフルードの交換時期は、距離数ではなく使用期間になります。なので、あまり車に乗っていないから交換しなくてもいいというわけにはいきません。
新しいブレーキフルートは無色あるいは薄い黄色の液体です。古くなってくると、だんだん色が濃くなって行きます。
一般的に使用したうえでの交換時期は
バイク:2年毎(車検ごと)
車:4年毎(車検2回につき1度)
というデータもありますが、車検ごとに交換されている方も多いと思います。
交換時期を過ぎてもブレーキフルードの異常に気が付きにくいのが怖いところです。車検の際に交換を勧められたら交換しても良いと思います。最低でも4年毎の交換時期には交換したほうが良いでしょう。
自力での交換はおすすめできません
交換したときにエアーつまり空気が入ってしまうと、油圧がうまくいかず、ブレーキの効きが悪くなってしまいます。ちゃんとした交換時期に車検を実施できる整備の店へ持ち込むのが一番良いでしょう。
車検代を少しでも節約したいと思い、交換時期を過ぎても交換しないのは大変危険です。交換時期がよくわからない場合は、オイルの色を確認しましょう。濃い色になっていたら、そろそろ交換時期に差し掛かっていますよ。
ブレーキフルードは、グリコール系、シリコーン系、鉱物油系があります。特性に優れることから、主流はグリコール系となっています。
ブレーキフルードの種類
実はブレーキフルードには種類があり、その種類によって交換期間が異なるので注意が必要です。
ブレーキフルードには「DOT」という規格があり、沸点の違いからDOT3~5まであります。
普通乗用車ならば「DOT4」が一般的なようです。「DOT3」もしくは「DOT4」の交換時期は最低でも4年毎となります。
「DOT5」はレース用の車が使用するオイルで、性能は良いですが、劣化も早いという代物です。なので「DOT5」は交換時期も早くなります。
きちんと交換しましょう
ブレーキフルードはちゃんと交換時期に交換しましょう。ブレーキは命に関わる大切な機構です。整備不良とならないよう気をつけていきたいですね。
高速道路や山道に行く前に点検をすると安心ですね!
いかがしたか?
ブレーキフルードの交換時期なんて考えた事がない人も多いのではないでしょうか?車検で勧められるまま交換をしていた人もいるかもしれません。
昔、自動車教習所で山道の教習があった時に、ブレーキ踏むな死ぬぞと教官に脅されながら坂道を下りました。ブレーキを踏まなかったら余計死ぬわと心の中で思いながら、エンジンブレーキで下ったのを覚えています。当時は、余裕がありませんでしたが、今ならブレーキの多用がいかに危険かがわかります。今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいかぎりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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