フォークリフトはコマツ！フォークリフトってどんな車なの？

油圧ショベルやブルドーザなどの建設機械メーカーとして有名なコマツ。
建設機械づくりで培ったノウハウを生かした、コマツのフォークリフトの魅力を紹介します！

コマツのフォークリフトは色んな場所で活躍しています。
それぞれの場所にあった機能が搭載されたフォークリフトがあるようです。
そんなコマツのフォークリフトについて詳しく見ていきたいと思います！

フォークリフトは、車体の前の爪（フォーク）を油圧によって動かし、荷物の運搬や積み下ろしをする車です。

ハンドリフトなど、他の同様の作業が出来る物と区別するため、フォーク等の荷物を保持する装置やマストが付いており、動力によって走行やフォーク等の昇降をする車両のことを指すことが多いようです。

カウンターバランス式のフォークリフトは、後部にカウンターウエイトを備えている一般的なフォークリフトです。
安定度が高く、走行速度やフォーク上昇速度も速いことが特徴です。
リーチリフトと比べると車体が長く、回転半径が大きいので狭いところの作業にはあまり向きません。

リーチリフトのフォークリフトは、マストが前後するのが特徴です。
基本的に立って乗るもので、車体が小さく回転半径が小さいので倉庫などの狭い場所での作業に向いています。
カウンターバランス式と比べると、マストの剛性が低く、安定度も低くなってしまいます。
タイヤの径も小さいので、凹凸のある場所では走行性能が良くありません。

フォークリフトは、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンで動くエンジン式と、電気で動くバッテリー式があります。

フォークリフトの需要は、半分以上がバッテリー式です。
その理由として、
・食品工場や精密部品工場など、排気が出せない場所で使用される
・ガソリン式での燃料となる危険物を扱う必要が無い
・音が静か
などが挙げられます。

フォークリフトは普通の車とは操作が違う事はなんとなく分かりますが、実際はどのように運転するのでしょうか。

コマツのフォークリフトはどうやって運転するのか、免許は必要なのか詳しく見ていきます！

フォークリフトの運転席についているハンドルは、自動車と似ていますがツマミが付いているのが特徴です。
フォークを上げたり下げたりするレバーや、フォークの傾きを操作するレバーが付いているタイプが一般的なようです。

普通の自動車は操舵が前輪ですが、フォークリフトの操舵は後輪で操舵するものが一般的です。
ハンドルを回す方向と車の動く方向が普通の自動車とは逆になるので、注意が必要となります。
また、メーカーによりレバーの配置が違う事もある為、実際に運転する前に確認する事が重要です。

労働者として最大積載量1トン以上のフォークリフトに乗り、荷物の運搬や積み下ろしをするには、「フォークリフト運転技能講習」を修了することが、法令で義務付けられています。

修了証を分かりやすく免許と呼ぶ事もあります。
自動車免許と同様に、講習・学科試験・実技試験があるので、通称でフォークリフト免許と呼ばれるのも頷けます。

最大積載量1トン未満のフォークリフトの場合は、事業者によって行われる「特別教育」の受講が義務付けられています。

フォークリフトで公道を走る場合は、最高速度や車体の寸法によって必要な免許が変わってきます。
運転するフォークリフトの区分によって「大型特殊自動車」や「新小型特殊自動車」や「小型特殊自動車」の免許が必要です。

公道では荷物を積んだままの走行や、荷物の積み下ろしは禁止されています。

コマツのエンジン式フォークリフトAX/BXシリーズには、使われる場所に合わせた多彩なオプション仕様車が有ります。

・LPG仕様車
LPG専用車とガソリン併用車があり、燃料費が安価でエンジンオイルやフィルター、プラグの寿命も長いのが特徴です。低温の－5℃でも始動できます。

・水産仕様車
入念に防錆塗装を施した上、ブレーキの密閉性を高くするなど、至る所に徹底した防水・防塩対策がされています。

・防塵仕様車
コンクリート二次製品や窯業、製粉業など粉物の扱いや、ホコリの多い作業現場に最適なオプションです。

・市場仕様車
路面に落ちている事もある梱包用の紐などを巻き込まないように、アンダカバーが装着されています。また、大切な荷物が汚れないように、前輪に泥よけが付いています。

他には、高稼働紙業仕様車や木材仕様車が有ります。

コマツのバッテリー式フォークリフトには、防爆仕様が有ります。
殺虫剤や整髪料などのガスを使用した製品、薬品や塗料など、可燃性の液体や爆発性ガスを扱う場所に最適な仕様です。

静電気が車体に帯電するのを防ぐ為、導電性タイヤを使用しています。
走行モータや荷役モータには温度センサーが付いており、モータの発熱による事故を防止します。

コントローラやモータなど、電気機器の主要部分には耐圧防爆構造、バッテリー部分は絶縁性を高め、さらに外部からの力による損傷を防ぐ安全増防爆構造になっています。

コマツのフォークリフトでコンテナを運ぶ様子が見られる動画がありました。
コマツのお子様向け建設機械についてのページや動画ですが、おとなが見ていても飽きません。
安全上、働いている人以外は近くで見ることが出来ないであろう、貴重な姿が見られます。

コマツのフォークリフトがすいすい運転される様子はかっこいいですね！