エンジンってどんな種類があるの?色々なエンジンの種類を解説!
2016/02/18
alcedo
ガソリンスタンドに行った時に目にするのが「レギュラー」と「ハイオク」という2種類のガソリン。この2種類のガソリンにはどんな違いがあるのでしょうか?今回は、ガソリンの種類を始めとしてその他の自動車の燃料の種類についても詳しく解説していきます!
ガソリンは、石油から作られる様々な種類の製品の中の1つで、沸点が30℃〜220℃の中にある石油製品の総称です。引火点は-45℃程で、常温でもよく燃えます。
また揮発性がとても高く、様々な種類のエンジンの燃料として用いられています。
自動車の燃料として用いられているガソリンには、レギュラーとハイオクの2種類があります。
ガソリン車の燃料として、レギュラーとハイオクの2種類がありますが、この2種類の違いはどこにあるのでしょうか?
その答えは、『オクタン価』にあります。
このオクタン価の高い、高オクタン価ガソリンのことを「ハイオク」と呼んでいるのです。
日本では、
レギュラー:オクタン価が89~91
ハイオク:オクタン価が96~100
程度となっています。
ではオクタン価について見ていきましょう。
イソオクタン
オクタン価とは、そのガソリンに含まれるイソオクタンの割合を示します。イソオクタン(2,2,4-トリメチルペンタン)は、C8H18からなる炭化水素オクタンの構造異性体の1種類で、ガソリンの成分中では比較的安定して燃焼します。そのため、エンジンのシリンダ内で燃焼過程後に未燃焼の燃料が自己着火し衝撃波を発生するという、ノッキングの起こりにくさを示す指標の1つとなっています。
レギュラーとハイオク、この2種類の違いはオクタン価の違い、つまりアンチノック性にあるようですね!
軽油も石油製品の1種類で、ディーゼル車の燃料です。ではガソリンと石油はどう違うのでしょうか?
ガソリンは石油製品の種類の中でも沸点が20〜220℃と低いのに対して、軽油の沸点は170℃〜370℃と若干高くなっています。高温高圧でよく燃えるため、圧縮比の高いディーゼルエンジンの燃料として用いられています。
ガソリンや軽油には幾つかの種類の税金がかけられています。
ガソリンには、消費税・原油関税・石油税に加えてガソリン税がかかっていますが、軽油の場合、ガソリン税ではなく軽油取引税がかかっています。この軽油取引税がガソリン税よりも安いため、軽油はガソリンよりも安くなっています。
ガソリンはもともと無色透明ですが、灯油など他の種類の石油製品と区別がつかない為、オレンジ系に着色するように定められています。一方、軽油はもともと薄い黄色で、グリーン系に着色するように決められています。
それぞれの種類の色を覚えておくと役に立つ...かもしれません。
ここまで自動車の燃料用のガソリンの種類について見てきましたが、その他にはどんな種類のガソリンがあるのでしょうか?
その他の種類のガソリンについて見てみましょう。
ナフサは、沸点が30℃〜180℃程度の石油製品の1種類で粗製ガソリンとも呼ばれています。プラスチックなどの原料として使用されるほか、燃料としても使用されています。
航空用ガソリンは、航空機に搭載されているレシプロエンジン向けの燃料です。
上空の気圧が低いところでも適度に揮発することや、安定した燃焼をすることなど厳しい条件が要求されています。
オクタン価によって色が決められており、オクタン価が100ならば青色になっています。
工業ガソリンは、1号から5号までの種類があり、洗浄用や塗料用など燃料以外の用途に使用されているガソリンです。
自動車用ガソリンの他にも、様々な種類のガソリンがそれぞれの用途で用いられているようです。
今回は、ガソリンの種類について調べてみました。いかがだったでしょうか?
レギュラーガソリンと高オクタン価ガソリンの違いはアンチノック性を示すオクタン価にありました。
それぞれの種類の燃料についてよく理解して、それぞれの車にあった燃料を入れてあげてくださいね!
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