オーバーヒートで考えられる原因って何だろう?そもそも症状は?
2016/02/15
Tadahisa
運転免許を持っている人はマニュアル車の教習中などにエンストを経験したことのある人は多く、免許を持っていない人もほとんどの人がエンストという言葉を聞いたことがあると思います。しかし一体エンストはどのようなことが原因で起こるのしょうか?エンストの原因を紹介します!
エンストは、エンジンストールの略でエンジンが停止してしまう現象を示します。その原因は様々で、操作ミスや整備不良などが大きな原因となります。操作ミスによるエンストは、主にMT車のクラッチ操作のミスによって起こりますが、AT車でもまれに起こることがあります。またエンジンの整備不良によるエンストはMT車だけでなくAT車でも起こります。
では、エンストの原因とその対処法について幾つか見ていきましょう!
このエンストの原因はMT車特有の原因ですが、多くの人がMT車の免許を取るときに一度は経験すると思います。
停車時からいきなりクラッチを全て繋いでしまうと、エンジンの低回転でのトルクが弱いためにエンジンが動き続けるのに必要な回転数を下回ってエンジンが止まってしまいます。そこで徐々にクラッチを繋いでいく「半クラッチ」という技術が必要になるのですが、これがうまくできていないとエンストを起こしてしまうのです。
そもそも、半クラッチって何?クラッチの仕組みと動作を解説【MT車の運転】半クラッチ 解説編 | マニュアル車
半クラッチの詳しい仕組みはこちらを見てください。
半クラッチの時間をしっかり取ることで、このような原因のエンストを起こさなくなります。
一方で、半クラッチのしすぎはクラッチの寿命を縮めるので注意が必要です。
坂道発進をするときや、路面に抵抗があるときなど、止まり続けようとする力がエンジンの力より強い時に、エンジンの回転数が下がることが原因となってエンストを起こすことがあります。
このような原因で起こるエンストは、しっかりとアクセルを踏んでエンジンの回転数を上げることで防ぐことができます。
このような原因のエンストと起こしてしまう人は、エンジンの音に驚かずにしっかりと回転数を上げてみてください。
発進時に1速に入れていなかったり、走行中に適切なギアに入れていなかったりすると、それが原因でエンストしてしまうことがあります。
これはAT車でも起こり、例えば登りの坂道でドライブに入れたままブレーキペダルを離すと車の自重で後ろ向きに下っていきますが、ドライブは前に進むためのギアなのでエンストしてしまいます。
このような原因のエンストを防ぐためにはすぐに最適なギアに入れなおす必要があります。
エンストはMT車だけで起こる訳ではなくAT車でも起こるようです。万が一エンストしてしまっても落ち着いてエンジンを再始動してください。
エンジンの整備不良が原因でエンストを起こすこともあります。どこに不具合が原因になっているかによってエンストの仕方も違ってきます。
例えば、走行中に静かにエンストする場合はエンジンの点火プラグがうまく作動していないことが原因です。またエンジンがガクガクした後にエンストする場合は燃料ポンプの故障などが原因として考えられます。
エンストの症状違いによる原因
症状 原因
スーと後ろに引かれるようにエンジンが停止する 点火系のトラブル
エンジンがガクガクして数秒後にエンストする 燃料系のトラブル
カーブや急な坂の頂上にさしかかるとエンストする 燃料ポンプのトラブル
アクセルを踏み込むとエンストする 燃料センサー系のトラブル
アクセルオフにするとエンストする バキュームセンサーなどの制御系にトラブル
エンジンルームから「シュー」という音がする ホース等からのエア漏れ
エンジンのトラブルが原因で起こるエンストの症状と原因箇所についてまとめてあります。
このような原因でエンストが起こった時は、早めにエンジンを整備してあげてください。
今回は、エンストの原因について見てきましたが、いかがだったですか?
エンストには様々な原因があって、エンストするのはMT車だけでなくAT車でもエンストしてしまうのですね。
原因を知ることでエンストを起こす回数も少なくなると思いますので、しっかり理解して運転に役立ててください!
読んでいただいてありがとうございました!
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