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2016/05/28
lalala.rararaura
クーラントって名前だけだと何のことかわからない人いませんか?英語で書くとcoolant。cool…冷やす、つまり冷却水ってこと!?じゃあ水道水を補充すれば…という方、ちょっと待ってください!なぜクーラントを補充するのか、簡単にまとめました。
クーラントは冷却水のことです。
エンジン各部を循環し、主に冷却する役目があります。
冷却水といっても水道水ではなく、凍結防止や錆防止のためにさまざまな成分が含まれています。
ですので、補充するときは水道水ではなくクーラントを使用してください。
クーラントには補充と交換があります。
意味はそのまま、クーラントの量が規定より少ないときに足すことを補充、タンク・ラジエター内の古いクーラントを抜いて新しく入れることを交換といいます。
クーラント補充の必要性
画像のようにクーラントは循環し、エンジンを冷却します。
クーラントの量が少ない・劣化しているとエンジンを冷却できずにオーバーヒートしたり、エンジンやポンプが錆びたりしますので、きちんと補充・交換しましょう。
クーラントにもいくつか種類があり、JISの規格によると
一種:AF(anti fleeze)の記号で示される使用期間が一冬のもの
二種:LLC(long life coolant)の記号で示されるオールシーズンのもの
がありますが、一般的にはLLCの方が主流です。
また、水で希釈して使用する原液と、既に調整されたそのまま使用できるものと二種類あります。
交換のように多量が必要な場合は水で希釈する原液、少量補充する場合は希釈済みを使うなど、自分に合ったものを選んでください。
クーラント補充液
ホンダ純正クーラント補充液
希釈済みなのでそのまま使用できます。
液色は青色。
クーラント補充液
トヨタ純正クーラント補充液
30%(寒冷地では50%)に希釈して使用するタイプ。
液色はピンク。
次に、自分でクーラントを補充する方法です。
クーラント補充 ①
クーラント残量を確認します。
クーラントは多少の蒸発はありますが、液漏れしない限り極端に減少しません。
下限の線と上限の線の間に液面があればOK。
画像はスイフトのリザーブタンクです。
下限より少し上程度しかないので点検ついでに補充しましょう。
クーラント補充 ②
クーラントを希釈します。
そのまま使えるタイプはこの作業は不要。
画像右の原液を3倍に希釈したものが左のペットボトルです。
製品によってクーラントの液色は青、赤、緑などがありますので、自分のクーラントが画像と色が違っても心配ありません。
クーラント補充 ③
タンクにクーラントを補充します。
画像のクーラントはそのまま使えるタイプなので直接注ぎ入れてOK。
画像のようにじょうごやオイルジョッキを使うと注ぎやすいです。
補充だけならこれで作業終了です。
補足 クーラント劣化
クーラントも経年劣化します。
画像右が新品、左が劣化したクーラントです。
基本的に寿命は2年ですが、高寿命の製品もあります。
画像左のような色になったら補充ではなく交換をしてください。
おすすめクーラント補充液
古河薬品工業 ラクラククーラント
おすすめポイント
・-40℃まで凍結防止
・夏期のオーバーヒート防止
・調整済みでそのまま使える
・Amazonで五つ星評価
デメリットは5ℓ(商品重量6kg)で持ち運びや管理が大変なこと。
それ以外は高評価。
おすすめクーラント補充液
FALCON LLC
おすすめポイント
・特殊な配合で防錆、防蝕効果が高い
・2~3倍に希釈して使用するので経済的
希釈して使用するタイプですので、大型車両など多量が必要な場合におすすめです。
おすすめクーラント補充液
スバル純正 スーパークーラント
おすすめポイント
・とにかく寿命が長い
通常のクーラントの寿命が2年なのに対し、新車時の寿命が11年、それ以降の寿命が6年と寿命が長い。
ただし他の製品と混ぜると寿命が短くなるので注意が必要。
おすすめクーラント補充液
PGクーラント RBC
おすすめポイント
・ヒートレスポンスに優れ、冷却効果を高める
・消泡性が高く、冷却効果を高める
・調整済みで不純物が混ざらない
チューニングカー向けの冷却特化クーラント。
そのため凍結防止性能は低く、寒冷地では使用不可。
スポーツ走行を楽しみたい方にはおすすめ。
クーラント補充の要点は以下の3点です。
・規定量を下回ったら補充、ただし劣化したら交換(通常のクーラントは2年)。
・補充の際は水道水ではなく、希釈済みクーラントか自分で原液を希釈したものを使用する。
・クーラントは自分の車や地域にあったものを選ぶ。
交換となるとすこし面倒ですが、補充だけなら簡単なので自分でやれば安くすみます。
量や劣化具合をまめにチェックすればラジエターやウォーターポンプの故障も防げるので定期的に確認するとよいでしょう。
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