2016/10/24
なみけん
自分の愛車をカスタマイズする時、まずやってみたいのがホイールのインチアップという人は多いと思いますが、ホイールのインチアップする時に注意する点は知ってますか?単に見た目が良くなるだけではない、失敗しないホイールのインチアップについて見ていきましょう。
大きいホイールのカッコ良さ!
インチアップとは、タイヤの外径をそのまま変えずに、扁平率を下げて、ホイール径を大きくすることです。
元々は、より大きなブレーキを搭載するために、ホイールをインチアップすることで空間を広く使えるようにするためでしたが、最近では、ブレーキの大型化を伴わない、ドレスアップやハンドリングが目的のものが主流になってきています。
15インチと17インチのホイール。
ホイールをインチアップすると、メリットだけではなく、どうしてもデメリットも出てきます。
それぞれ見ていきましょう。
● ホイールが大きく見えることで、印象がぐんと良くなる。スタイリッシュでかっこいい。
● タイヤの扁平率が小さくなって、コーナーリングが安定します。グリップ力も増します。
● 中高速での走りが安定しやすくなります。
● ブレーキ性能が向上します。
ホイールをインチアップすると、とってもスタイリッシュに!
● タイヤの扁平率が小さくなると、路面の衝撃が直に伝わりやすくなり、乗り心地がハードになる。
● タイヤの幅が太くなると、転がり抵抗が大きくなり、燃費が悪くなります。
● 走行音が大きくなります。
● ハンドルが重くなり、轍にハンドルを取られやすくなります。
● タイヤが大きくなると、タイヤ交換の時費用が嵩みます。
● 重量が重くなります。
それでは、ホイールをインチアップする際に、絶対おさえておきたい、基本的な注意点を確認しておきましょう。
ホイールインチアップの基本中の基本ですね。
タイヤの外径が変わるようなインチアップをしてしまうと、タイヤが車体に当たる場合もありますし、タイヤの外径が大きく変わると、スピードメーターが実際の走行とずれてしまいます。車検も通らなくなってしまいます。
ホイールのインチアップは外径はそのままで。
太いタイヤにした場合、車体に当たってしまったり、車体からはみ出してしまったら、走行中の安全が脅かされる危険が多いです。
はみ出し装着は法律違反です。
車体からはみ出さないように注意しましょう。
ロードインデックス(LI)とは、タイヤ1本で支えることができる、最大の負荷能力を表す値で、タイヤ毎に定められています。この値はタイヤに記されています。
ホイールインチアップをした結果、この値を下回ってしまうと、タイヤが車体を支える力が足りなくなりますし、車検も通りません。
ホイールインチアップをする際は、必ずロードインデックス値(LI)が同等か、それ以上になるようにしましょう。
ロードインデックス値を確認しましょう。
インチアップをしたら、交換したタイヤに適合した空気圧にしなければなりません。
タイヤの扁平率を小さくしてタイヤの空気の量が減ると、タイヤが支えられる重量も減ってしまいます。そのままだと大きな事故に繋がりかねません。
ですから、インチアップした後のタイヤは、通常よりも空気を多く入れて、空気圧を高めておくべきです。
インチアップ後の空気圧のコントロールは重要です。
タイヤの規格には、JATMAと呼ばれるスタンダード規格と、同じサイズでもより高い空気圧に設定できる、EXTRA LOAD規格があります。
これらは、同じサイズのタイヤでも適した空気圧が違うので、それぞれの負荷能力(LI)対応表で確認して下さい。
愛車をインチアップする際、より大きなホイールにしたいと思うのが人情ですが、あまり大きくしすぎると、車として機能しなくなります。
またインチアップした後のタイヤのサイズの選び方も重要です。
ホイールを1インチアップする位なら問題ないですが、2インチもしくは3インチとなると、慎重に調べてからにして下さい。
ホイールもタイヤも無理の無いサイズで。
いかがでしたか?今回はホイールのインチアップについて見てきました。
ホイールを大きくするとスタイリッシュになり、テンションも上がりますが、同時に気をつけなければいけないデメリットもある事がわかりましたね。
実際にホイールのインチアップをする際は、よい部分も注意すべき所も充分理解したうえで、ホイール選びタイヤ選びの参考にしてみて下さい。
メリッと・デメリットを把握して、ホイールのインチアップを楽しみましょう。
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