フェラーリの車・FFとは…果たしてどのような車なのだろうか?
2016/01/19
ryo.shimada
スイスで開催されているジュネーブモーターショー2015でフェラーリ488 GTBがついに公開されました。Ferrariといえばだれもが知っている世界的に有名な自動車メーカー。それだけにこのフェラーリの最新モデルに注目が集まっています。フェラーリ488 GTBとはいったいどんな車なのでしょうか。分かりやすく紹介します。
フェラーリ488 GTB
ワールドプレミアされたフェラーリ488 GTB
このフェラーリ488 GTBは458イタリアを大胆に改良した車です。特徴は新しく開発されたダウンサイジングエンジンです。F40以来、27年ぶりのターボエンジン搭載車でもあります。458イタリアとどこか似た外観ですが、スプリッターで上下に2分割されているサイドのエアインテークは先代と異なっており、目を引きます。フロントは2基のラジエターに空気を送る左右のグリルが拡大されており、中央の2本の柱、エアロピラーとダブル・スポイラーは、フラット・アンダー・ボディに気流を導くようになっています。
存在感のある赤いボディ
フェラーリノ赤はよく映えます。
カリフォルニアTに続き、2代目となるダウンサイジングターボ搭載車の488 GTB。新開発の3902cc V型8気筒ガソリンターボエンジンをミッドシップに搭載し、排気量は458イタリアの4.5リットルV8自然吸気ユニットと比べると約600cc減少しています。巨大なディフューザーの高さを確保するため、リアのエキゾースト・テールパイプは458イタリアの中央3本出しから左右に離れた2本へと変更されています。さらに、リア・ウィンドウの基部にエアインテークがあり、ここから入ってきた空気をバンパーに開いたダクトから排出することでダウンフォースを発生させる「ブロウン・スポイラー」というシステムが新たに採用されています。このシステムはフェラーリが特許を取得しており、これによってリア・スポイラーの高さを上げなくてもよくなりました。加えて、車両電子制御デバイス類と連動し、ダウンフォース量を調整する可変フラップも装備されています。
488 GTBは最大出力670ps/8000rpm、最大トルク77.5kgm/3000rpmという性能を誇ります。458イタリアの4.5 リットル(最大出力570ps、最大トルク55kgm)比で、排気量を抑えながらパワーは100ps、トルクは22.5kgmも上回っています。トランスミッションは7速デュアルクラッチF1を採用しています。乾燥重量は1370kg。488 GTBは、0‐100km/h加速3秒、最高速330km/h以上という世界トップクラスの性能を実現しています。これは、458イタリアの0‐100km/h加速3.4秒、最高速325km/hを超えるものです。
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