今は亡き珍車、スズキ・X-90！購入者が語るその評価とはいかに？

評価に入る前に、まずは今は亡き珍車とも呼べるべき「X-90」とはどのような車かを紹介します。

X-90はスズキが1995年から1997年まで製造・販売していた2ドア　ノッチバック型SUVです。
1993年の東京モーターショーや欧州のモーターショーに出展し、海外の取引先ディーラーから好評だったため、1995年に販売を開始しました。しかし、その独特の形状からか、日本ではあまり売れず、たった2年でその幕を閉じました。
X-90は排気量1.6L SOHC 16バルブのエンジンを搭載、駆動方式はパートタイム4WDのみでトランスミッションは5MTと4ATの2種類から選ぶことができます。
屋根はワンタッチで取り外し可能なTバールーフ構造で、取り外した屋根は同社のカプチーノ同様、トランクに収納することができます。

X-90の紹介は以上です。
では、本題のX-90の走行評価、燃費評価、乗り心地評価を見ていきましょう。

まず最初に、X-90の走行評価を見ていきます。

X-90は上記の紹介でも記載していますように、エンジンは力強い走りのできるSOHC 16バルブを搭載！
駆動方式はパートタイム4WD、トランスミッションは5MTと4ATの2種類から選ぶことができます。
X-90はコンパクトなボディ形状をしていることもあり、加速はかなり良く、取り回しも良く、
悪路もガンガン進むことが出来るため走行評価は、かなり良い部類に入ります。
ただ、その小さなボディのため、高速道路を走る際に怖いと言う評価も多くありました。

次に、X-90の燃費評価を見ていきましょう。

【X-90の燃費性能】
10・15モードで11.6～13.4km/L

となっており、実際にX-90に乗っている（乗っていた）方たちからのレビューを見ると、
平均10.18 km/Lとなりました。
燃費はあまり良くない評価が多数見られました。四駆の宿命ですね。

ここまでX-90の走行評価、燃費評価を見てきました。
続いて、X-90の乗り心地も評価を見ていきましょう。

実際にX-90に乗っていた方たちの評価をお伝えします。

X-90の乗り心地は、エスクードと同じシャシーを使っていることもあり、そこまで悪くないという評価が多く挙がりました。

続いて車内のスペースについての評価は、
大人2人で乗ると窮屈、トランクも小さく荷物を置く際に困るというマイナス評価が目立ちました。

またTバールーフ構造で天気の良い日はオープンカーにして気持ちよくドライブすることができるが、大雨の日は屋根の隙間から雨漏りしてしまう評価も多かったです。

最後に、全体を通してX-90の総合評価を見ていきましょう。
X-90の購入者の意見をもとにX-90の良い点、悪い点をまとめました。

【X-90の良い点】
・加速性能が良い
・ハンドルの取り回しが良い
・悪路もガンガン進むためストレスなく運転することができる。

となり、走行性能が高く評価されています。
また、「そのコンパクトな形状が可愛い」など女性ユーザーからも好評価でした。

【X-90の悪い点】
・燃費があまり良くない
・全体的に窮屈、狭い
・二人乗り

となり、車内の窮屈さと燃費性能があまり良くないという評価が多く挙がりました。

X-90の評価いかがでしたか？

すべてを総合して見ると、単純に運転を楽しみたい方に向いている車だということがわかります。
日本では1300台ほどしか製造されなかったこの車。
セカンドカーとして、一台いかがでしょうか。