2015/09/01
Kanon.A
70年代のスーパーカー！フェラーリ512BBの価格とライバル車の比較
70年代中頃のスーパーカーブームで大人気だったフェラーリ512BB。当時は手が出せない価格だったフェラーリ512BBは、現在どんな価格で販売されているのでしょうか?その他、ライバル車との価格比較なども併せてご紹介します。
第一次スーパーカーブームで大人気のフェラーリ512BB。当時これだけの車を買える人は、よほど熱狂的なマニアで金持ちだった・・・と言われるほど希少価値の高いフェラーリ512BBとは、いったいどんな車なのでしょうか。
価格比較に入る前に、フェラーリ512BBについて少し触れておきたいと思います。
フェラーリ512BBとは
フェラーリ512BB
512BBは、イタリアの自動車メーカーフェラーリが1976年から製造販売したスポーツカーである。1981年に512BBiにマイナーチェンジされ、1984年テスタロッサと交代するかたちで生産を中止した。日本国内でデビューした当時はスーパーカーブーム絶頂期で、ランボルギーニ・カウンタックと肩を並べて、最も人気が高い自動車の一つとなった。
512の「5」はエンジン排気量5リッターを、「12」は12気筒を表している。BBとはベルリネッタ・ボクサー（Berlinetta Boxer ）の略である。ベルリネッタはイタリヤ語でクーペを意味し、ボクサーは水平対向エンジンのピストンの動きがボクサーのパンチに似ていることに由来している。929台が生産された。
512BBの燃費についての情報が見つけられなかったのですが、燃費を気にする人が乗るような車ではないでしょうね。
それでは、気になるフェラーリ512BBの中古車はいくらになっているのでしょうか。
価格を比較していきたいと思います。
フェラーリ ５１２ＢＢの価格
フェラーリ ５１２ＢＢ
本体価格（消費税込）4400万円
支払総額4500万円
年式（初度登録）1983後 走行 1.4万Km 排気 4900cc 車検 なし
フェラーリ 512BBi ディーラー車の価格
フェラーリ 512BBi ディーラー車
本体価格 応談
年式1984(S59) 走行距離4.0万km 車検整備無
512BBi インジェクションの価格
512BBi インジェクション
本体価格 応談
年式1983(S58) 走行距離2.4万km 車検2015(H27)年10月
フェラーリ 512BBi
本体価格 応談
年式1982(S57) 走行距離2.4万km 車検2016(H28)年10月
512BB内装タンレザーの価格
512BB内装タンレザー
本体価格 応談
年式1979(S54) 走行距離3.4万km 車検2017(H29)年2月
中古車価格を調べてみたところ、やはり希少な車のようで、マイナーチェンジした512BBiと合わせても４台しかありませんでした。
そのうち価格が表示されていたのは１台だけで4400万円！発売当時の価値と、あまり変わらない価格となっているのではないでしょうか。
続いてフェラーリ 512BBの評価を見ていきたいと思います。
夢のスーパーカー！フェラーリ512BBは、どのように評価されているのでしょうか。
フェラーリ 512BB
私はフェラーリ派ではありませんが、この車はエレガントの一言で好きですね。
今も人気がありますよ。 512BBはキャブレターですから扱いが非常に大変でじゃじゃ馬です。 インジェクションの512BBiは安定したストロークを見せますがパワーが落ちて魅力がありませんね。
512BBは羊の皮をかぶった狼と言われてました。
ＢＢは必ず評価が上がる。とアメリカのディーラーの奴らもみんな言っていた。
理由は色々あるが、フェラーリ始めてのミッドシップカーそれだけでも価値がある。
ディトナが７０年代最後の スタンダードフェラーリとするとＢＢは全く新しい設計、発想で作られた車。今日に至る、全てのモデルのいしずえとなった車なわけだ。どんだけの意味があるか判るよね。３６５ＢＢがよければ勿論用意するけど、予算が高くつく。理由はかなりやれてる固体が多くその修復に金がかかる為。だから ５１２のキャブがお勧め。
ジェンソン・バトンのフェラーリ 512BB
ジェイソン・バトンのフェラーリ 512BB
2009年のF1世界チャンピオン、ジェンソン・バトンが所有する1978年式フェラーリ「512BB」が、オークションで "売り" に出される。予想落札価格は9万〜11万ポンド（約1,200万円〜1,460万円）とのことだ。
バトンは512BBを手放す理由を、F1ドライバーとしての多忙な生活の中で "充分に楽しむことができないから" と語っている。
365GT4BBがわずか400台しか製造されなかったのに対し、512BBはその倍以上の929台が作られた。
クラシック・フェラーリの価格相場としては365GT4BBに比べると "お手頃" な模様。ちなみに今年の２月にボナムズのオークションにおいて1978年製512BBが7万2,450ユーロ（約830万円）で落札。今年３月のRMオークションズでは1975年製365GT4BBが22万ドル（約1,820万円）で落札されている。
ジェイソン・バトンのオークションの記事は、２０１１年に書かれているので、現在の価格相場とは違うかもしれません。
512BBのライバル車といえば、ランボルギーニ・カウンタック・・・ということで、512BBと似た時代の車を価格比較してみました。
カウンタックはイタリアのランボルギーニが製造していた自動車である。Countachとは、イタリア南部の方言で「驚き」を表す言葉。
1970年代後半から1980年代の日本におけるスーパーカーブームの火付け役となった。
スーパーカーブーム時には「最高速300km/h」という公称値が話題となりこれが人気の一端を担っていたが、実際には当時のLP400の最高速は300 km/hまで届いてはおらず、最終モデルである25thアニバーサリーでも295 km/hに留まる。
ランボルギーニ カウンタック LP400Sの価格
ランボルギーニ カウンタック LP400S
本体価格 応談
年式1981(S56) 走行距離4.7万km 車検2016(H28)年8月
ランボルギーニ カウンタック LP500Sの価格
本体価格 応談
年式1984(S59) 走行距離2.7万km 車検2017(H29)年4月
ランボルギーニ カウンタック アニバーサリーの価格
ランボルギーニ カウンタック アニバーサリー
本体価格3800.0万円
年式1989(H1) 走行距離2.2万km 車検2016(H28)年3月
ライバルのランボルギーニ カウンタックの価格を調べてみましたが、こちらもLP400は見つけられず、LP400S以降の車が数台しか見当たりませんでした。価格が表示されているものも２台しかなく、3800万円という価格もスーパーでした。
実際に購入された方が、どれほどいらっしゃるのか分かりませんが、512BBのどういったところに魅力があるのか・・・そんな声を集めてみました。
2012年に300万ユーロ(約4億円)で512BBの復刻の意味もあるフェラーリSP12ECをワンオフで特注したエリックは歴代フェラーリを愛しており、左右2台の1964年の250GT以外にディーノやデイトナも所有との情報があります。エリックは今でも1960年代や1970年代のビンテージ・フェラーリは好みのようです。
実際に検討された方の声としては、512BBに対しての特別な愛着が感じられますね。
車がスーパーなら購入する人もスーパー！
512BBとライバル車の価格比較・・・いかがでしたでしょうか。
実際に購入はできなくても、見ているだけでも夢見心地になれる、そんなスーパーカーへの憧れを抱き続けるって素敵ですね。
