軽自動車ブームの火付け役！ホンダN360の価格とライバル車の比較

　空冷４サイクル２気筒、ＯＨＣ、３５４ｃｃ、３１ＰＳのＮ３６０Ｅ型エンジンを、ミニ・クーパーに似たＦＦ‐２ボックスのシンプルなスタイルのボディに搭載、広い車室内スペースに最高連１１５ｋｍ／ｈゼロヨン２２．０秒は当時の軽乗用車のレベルを大きく上まわる高性能で、これに３１．３万円（工場渡し）の低価格で輪をかけた。
　発売２ヶ月目にはそれまで１０年間、軽の王座を独占してきたスバル３６０を追い落し、トップに躍り出るという爆発的な売れゆきをみせている。

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現在のホンダにも受け継がれる、『マンマキシマム・メカミニマム』を体現した広い室内空間、トップレベルの運動性能、そして低価格、と、全てを兼ね備えた『N360』は、瞬く間に大ヒット！長きに渡り、軽自動車市場において、売り上げナンバーワンの座に君臨し続けたのです。

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兎に角良く回るエンジン。エンジン回転に関係なく何処にでも入ってしまうドッグオンミッション。 今の人には信じられないでしょうが、トップギアで走っていても間違えるとバッグギアに入ってしまうほどでした。 加速も良く、車体が軽いせいもあり、普通車と同じように走れました。また、 前輪駆動を生かして雪の箱根路でスカイライン２０００ＧＴを抜いたときは気持ちよかった。 小さい車の長所なのか、何処でもチョコマカ走れる楽しさは格別でした。

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前席の前横にあるベンチレーターは直接外気を取り入れるため、 高速道路で不用意に開けるとスカートがめくれ上がってしまうほどの風が入ってきます。 小物入れも各所にあり、今までの軽自動車には考えられない楽しい車でした。
高速道路でも１１５ｋｍ／ｈオーバー出来るほどの実力の持ち主。

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富士重工業（スバル）が開発した軽自動車である。1958年から1970年までのべ12年間に渡り、約39万2,000台が生産された。航空機技術を応用した超軽量構造を採用し、また限られたスペースで必要な居住性を確保するための斬新なアイデアが数多く導入された。その結果、量産型の軽自動車としては史上初めて大人4人の乗車を可能とするとともに、当時の水準を超える走行性能を実現した。模範となったフォルクスワーゲン・タイプ1のあだ名となっていた「かぶと虫」との対比から、また、そのコンパクトにまとめられた軽快なデザインから、「てんとう虫」の通称で庶民に広く親しまれた。生産中止後も、1960年代を象徴するノスタルジーの対象として、日本の一般大衆からも人気・知名度は高い。生産終了後約50年近く経過しているが、後期モデルを中心に可動車も少なくなく、愛好者のクラブも結成されており、今なおまれに路上を走る姿を見ることができる。

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とにかくホンダらしさがあふれてる。
初期のN360は空冷エンジンなのでオイル交換をきちっとしてれば故障知らずで走れる。
エンジン音がうるさいしヒーターをかけてる時に水たまりを走行すると室内が瞬時に曇る。

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地面を転がっている感が今のにはない楽しさ。
４５０ccボアアップキット組んだら最高のおもちゃです！
当然エアコンは無い。。。

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個人的な好みはあるがデザインがとても良い。 他車種との純正部品の互換性があり、グレードアップすることが出来る。
空冷と言うことでオイルやガソリンの匂いが室内にまで入り込む 仕方ないのだが安定した操縦性が乏しい。 ゆっくりと近所を走る程度なら快適かもしれない。
何せお洒落なクルマです。 これから探すのであれば錆びなどが発生していないか？十分な確認が必要でしょう。 部品は欠品していますが、シンプルなので流用やハンドメイドでも何とかなるかもしれません。

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先ずはじめに申し上げたいのは、これから新たにＮを所有し維持して行く事はかなりの困難が予想され、 相当の覚悟が求められる、という事です。現在、国産旧車は部品供給という、その存在に関わる重要な点に おいて極めて危機的状況にありますが、ホンダも例外ではなく日に日にそれは悪化して行くばかりです。

２１世紀を迎え、各自動車メーカーは生き残りを賭け熾烈な戦いを繰り広げており、４０年以上前の それも現実に何台が存在しているのか分からない車達の為に採算に合わない部品供給を続ける事は 非常に困難であり、もはや望むべくもありません。

同じホンダでも『Ｓ』のように市場人気も高く専門ショップの存在する車種においては、各店に部品の ストックがあったり、またオリジナルパーツの供給等が期待できますが、『Ｎ』の場合は『軽』である事 や、かつての欠陥車問題（結果的に裁定はシロであり、この問題は単に技術的な部分にとどまらず、当時 のホンダの販売戦略上の軋轢等も絡んだものである。詳しくは、三樹書房 刊 中部博 著『定本 本田宗一郎伝』、 文芸春秋 刊 佐藤正明 著『ホンダ神話・教祖なき後で』を参照）等のマイナスイメージにより、未だ旧車 における市民権を得難い状況で、市場価格も安く従って採算性等から専門に扱うショップ等も殆ど無い為、 そういったルートからの部品供給は期待出来ません。

当クラブとしては、そんな状況を少しでも打開すべく欠品パーツの製作を微力ながら進めておりますが、 小ロット製作による必然的な高価格化や、その資金調達等、非常に厚い壁を目前にしており、また高々 数十名規模の１クラブの活動には当然ながら限界があり、困窮した部品状況を根本的に解決するには遠く 及びません。
こういったＮを取り巻く現在の状況を先ず十分理解頂いた上で、Ｎの所有を考えて頂きたいと思います。

出典：http://www.n360-enjoy.org