ブリオ!ホンダのアジア新興国向け小型乗用車。その性能や価格は?
2015/11/12
tace
一昔前は普通車が買えない人が買うというイメージもあった軽自動車ですが、今ではそんなことはなく幅広い世代の人が乗っています。性能や安全性の進化が著しい軽自動車ですが、その価格の方はどのようになっているのでしょうか?今どきの軽自動車の価格について見ていきましょう!
価格についての話に入る前に、基本的なことについておさらいしてみます。
現在幅広い年代で大人気の軽自動車ですが、そもそも軽自動車とはどういう車のことなんでしょうか?
日本独自規格となる軽四輪は、道路運送車両法施行規則で定められており、現在の規格(1998年10月に規格改定)は、
全長 3,400mm(3.40m)以下
全幅 1,480mm(1.48m)以下
全高 2,000mm(2.00m)以下
排気量660cc以下
定員 4名以下
貨物積載量 350kg以下
となっている。
初の本格的な軽自動車・スズライト
現在のスズキが製造していました。今の軽自動車にも通じるところがあるデザインですね。
軽自動車の歴史は1949年から始まり、当初は軽限定免許があるなど普通車とは別物とされていました。
今までに3回規格拡大があり、1998年にさらに大きさが大きく、1990年に排気量が現在の660cc以下になったとのことです。
ここからいよいよ本題に入ります。
まずは代表的な軽自動車の価格について見ていきましょう。
分かりやすいように2WDの価格のみ、公式HPのメーカー小売り希望価格で表示しています。
4WDだと下記表示価格から10万円~15万円ほど高くなります。
タント(ダイハツ)・・・1,220,420~1,533,500円
タント(ダイハツ)
2014年度の車名別新車販売ランキングで1位とのこと。
普通車を抑えての1位とは驚きです。
NBOX・・・1,270,000円~
N-BOX(ホンダ)
公式HPによると2015年上半期軽自動車販売台数1位というN-BOX。
Nシリーズはたくさん種類があり、自分好みのデザインを選べるところがうれしいですね。
ワゴンR・・・1,078,920~1,372,680円
ワゴンR(スズキ)
S-エネチャージでさらに燃費性能が良くなったというワゴンR。
スティングレーという別タイプのものもあります。
ムーヴ(ダイハツ)・・・1,134,000~1,382,400円
デイズ(日産)・・・1,098,360円~
上記の価格は基本価格なので、何かオプションを付けた場合はさらに上乗せになります。
基本価格について言えば、その価格帯は大体100~150万円といったところでしょうか。グレードはもちろんのこと、各社同じ名前の軽自動車でもたくさんのモデルがあり、その価格は非常に多岐に渡っています。中には200万近くする軽自動車もあるため、オプションなどをつけると200万強の価格になる場合も想定されます。
この価格は小型車であるスイフトやヴィッツなどと比べても引けをとらないものとなっています。そのため小型車を安く買うか、軽自動車をオプション付きで買うかは買い手にとって悩ましいところになっているのではないでしょうか。
さて、軽自動車の価格に対して評価はどのようなものになっているのでしょうか?
自動車の価格を見ていくにあたっては、その評価も適正価格かどうかの重要なポイントになってきます。
ワゴンRスティングレー 内装
軽自動車ではありますが、高級感のある内装になっています。内装に関しては乗っていると気になってくるものなので、こちらも外装と合わせて重視したいです。
まず一つ目の評価ポイントに、その車内の広さが挙げられます。
販売台数上位のタント、ワゴンR、N-BOX・・・とワゴン型に関しては、その広さは評価が高いです。ランキングから見ても、軽自動車に広さを求める人が多いのでしょう。
しかし、アルトやミライースなどに関しては想像している軽自動車の広さといったところで、やはり少し狭いと感じるのではないでしょうか。
ただ、そういった広さを求める人は広い軽自動車が選べるという点で、広さに関しての評価は高いと言えます。
アルトX(スズキ)
次のポイントは、燃費です。言わずと知れた軽自動車の高評価の点ですね。
しかし、プリウスなどハイブリッド車の燃費も向上しており、こちらのほうが燃費性能はいいです。プラグインハイブリッド車は60~70km/Lですし、アクアも37km/Lと軽自動車の燃費トップクラスであるアルトと燃費性能がほぼ同じです。
対して、普通車で燃費がいい車を買おうと思うとオプションで付けるための価格が高く、つけなければ燃費性能はかなり落ちます。それに比べると軽自動車は普通車ほどオプションも高くなく、つけなかったとしても燃費はいいです。自動車の重量の違いもあるので、ここでも軽自動車は高評価と言えるでしょう。ただし、古い年式のものは軽自動車でも燃費が悪いので注意が必要です。
そして忘れてはならないのは維持費です。
これは言うことなしに軽自動車が最も高い評価でしょう。
対して、軽自動車で評価が低いのは以下の点などが挙げられます。
・車体が軽いので風にあおられやすい。
・内装がチープだったり、社用車のような外装のものもある。
・馬力がなく、坂道などでスピードが出しにくい。
・静粛性は普通車に劣る
もちろん個々の軽自動車・普通車を比べると評価が逆転することもあるかと思いますが、一般的な評価としてこういったものが挙げられます。
高めの軽自動車を買うのと、安めのコンパクトカーを買うのとどっちがいいんだろう?
さて軽自動車を買おう!と意気込んだ人でもこの疑問が頭をかすめたことがあるのではないでしょうか。
その理由の一つは価格帯が似ていることです。
アクア(トヨタ)
コンパクトカーで抜群の人気を誇るアクア。
走っている姿をたくさん見かけますよね。
例えばこちらのアクア、価格は1,761,382円と、軽自動車に少しオプションを付けたものと大差ないと言えます。また、スイフトは約131万~と軽自動車とほとんど変わりません。
どちらがいいかは人によって違いますが、やはりパワーや安全面は軽自動車はコンパクトカーにかなわないようです。
軽自動車だから安全性が低いという訳ではありませんが、やはり大きさや重さが違うので軽自動車と普通車がぶつかると軽自動車の方が弱いです。
反対に軽自動車が優れているところは、やはりその価格と維持費です。
また、コンパクトカーを買う価格と同じくらいのオプションを付けて軽自動車を買うと、その分乗り心地などをよくすることも可能でしょう。
新古車が出回っているため、ほとんど新車に近い状態で安く買うこともできます。
維持費に関しては、ご存じのことでしょうが自動車税が倍近く違うことが挙げられます。
軽自動車のライバルはコンパクトカー・・・ではありますが、
技術的に競い合っているというよりは目的によって選択が違うものでしょう。この価格の自動車を買おうと思った際にはより自分にとっていい選択をしたいものです。
最後に、軽自動車の購入を検討した人の生の声を載せたいと思います。
ただの価格の低い乗り物としてだけではなく、様々なニーズに応え世代を問わない人気を誇る軽自動車。みなさんどのような期待や感想を持っているのでしょうか?
N-ONE(ホンダ)
「軽自動車を検討していますが、維持費はどのくらいかかりますか?」という質問も検討している人にはよくあるもののようです。
軽自動車を買う人は車にあまりお金をかけたくない!という人も多いと思いますので、価格と共に維持費の低さを期待している人が多いようです。
エコカー減税や軽自動車の増税など車の税はいろいろ変わってきているので、初めて自動車を購入するという人以外も維持費は確かめたほうがいいでしょう。
実際に乗ってみた感想としては、
「すごく車内が広い!前乗っていた普通車より広い。」という声も。
おそらくワゴンタイプの軽自動車の感想だと思われますが、軽自動車の乗り心地や大きさも前に自動車を検討した時とは段違いになっているのでしょう。
「軽自動車を174万円で購入しました。かなり高価ですが、維持費を考えるとそれもありかな?とも思います。」という声もあります。
価格の高い軽自動車を買ってランニングコストを抑える、というのも賢い選択ですね。
以上が人気の軽自動車とそのライバル社との価格比較のまとめでした。
様々な種類のものがあり、今ではその経済性だけでなく趣味や実用性も兼ね備えた軽自動車は、幅広い世代に人気があります。
購入を検討の際には、価格だけにとらわれずコンパクトカーとの違いも含めてじっくり考えたいですね。
その際にこちらのまとめが少しでも助けになれば幸いです。
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