わくわくする仕掛けがいっぱい!ステップワゴンに試乗してみませんか
2016/10/11
Nor.M
ユーザーが高年齢化しているメルセデス ベンツにおいて、「エヴァンゲリオン」の作者のアニメCMで、若年層をターゲットとして話題となったAクラス。そのAクラスに試乗してみましょう。また試乗を通してAクラスのインテリアや総合的な評価などを見てみます。
Aクラスの試乗について検証する前に、Aクラスとはどのような車なのか手短に紹介します。
初代、先代モデルのAクラスはEV開発のためのモデルの役割を担っていたので、フロアが「サンドイッチコンセプト」と呼ばれる、いわゆる2階建て構造のボディで、腰高でユーティリティ重視のスタイリングとなっていました。
その後、現行モデルのAクラスが2013年1月から3代目モデルとして、フルモデルチェンジされ国内販売開始されました。この現行Aクラスから、そのコンセプトである2階建て構造のボディをやめ、「普通の車」のボディを採用したことから、Aクラスのイメージが一新されました。ボディデザインはハッチバックながら、一見するとSUVのような風情もあります。
この現行Aクラスは先代に比べて、全長が400㍉長く、高さが160㍉低くなりました。このことによりスポーティでデザイン性に優れたスタイリングの、ハッチバック・コンパクトカーとして生まれ変わりました。この辺りのことは、試乗してみて一番強く感じたところです。Aクラスはメルセデス ベンツのラインアップの中で最もコンパクトサイズで、最も安い価格設定になっています。そのためにエントリーモデルとして、最近は若者のユーザーが増えてきています。
尚、本年2015年にマイナーチェンジされたAクラスが発売され、現行モデルへ至ります。外観やパワートレインに目立った変更はなく、ボディカラーの追加や足回りの改良が施されたようです。
14.6km/L~15.9km/L
A180 2,980,000円
A180スポーツ 3,510,000円
A250シュポルト 4,750,000円
4マチック
その他に、360馬力のハイスペックAMG仕様のAMG A45 4マチックがありますが、これは他のグレードとは別格として割愛させていただきます。
それではメルセデス ベンツ Aクラスの試乗について検証していきましょう。まずはメルセデス ベンツ Aクラスに試乗した人の走行の評価から見てみましょう。
■1.6L 直列4気筒 DOHC直噴ターボエンジン
・最高出力 122馬力
・最大トルク 20.4kg・m
■ミッション 7速DCT
■駆動方式 FF
■2.0L 直列4気筒 DOHC直噴ターボエンジン
・最高出力 211馬力
・最大トルク 36.0kg・m
■ミッション 7速DCT
■駆動方式 4WD
試乗したAクラスのDOHC直噴ターボエンジンは低速域から力強いトルクを発生し、アクセルを踏み込めばスムーズに加速していってくれます。また切れ味の良いデュアル・クラッチ・トランスミッションの7段のギアのおかげで、試乗中のAクラスは細かく変速しながら滑らかな走りをしていました。
Aクラスのサスペンションは硬めの設定で、試乗中の市街地走行時には道路の凹凸をよく拾い、突き上げ感を感じたのが残念です。但し、この辺りは2015年のマイナーチェンジモデルでは解消されました。
4つのドライブモードから「コンフォート」にすると、いかにもメルセデスという柔らかでスムーズな乗り心地を味わえます。試乗中の静粛性も大変良く、乗り心地は及第点以上です。
続いてメルセデス ベンツ Aクラスに試乗した人の内装についての評価を見てみましょう。インテリアも大事な車選びのポイントです。メルセデス ベンツ Aクラスに試乗した人の感想を聞いてみましょう。
エアコンの吹き出し口は凝っていて、クロームメッキ仕上げが施されています。メーター類の文字盤もシルバーですが、これは少し点数を下げますね・・・。まぁ、好みの問題もあるのでしょう。試乗した際の全体的なインパネ周りの印象は、スポーティさを強調したデザインだと思います。
コラムシフトなのでセンターコンソールにシフトノブがなく、すっきりした印象を受けます。小物もたくさん入りそうですね。A180のベーシックでは黒を基調にしたインテリアで、試乗で乗り込むと真っ先に本革巻ステアリングと、クローム仕上げのメーター類が目に飛び込みます。なんとなく、アルファロメオのインパネ周りに似ているという試乗会での声も聞かれましたが・・・。
最後にメルセデス ベンツ Aクラスに試乗した人やAクラスを購入した人の感想や声を聞いてみましょう。
この基本性能と安全性を考えるとお値打ちだと思います。A180SportsはAMGのスポイラーやホイールが付いていたり、オプションでディストロニックプラス、ナビなど追加でノーマル車より高いですが、お値段分は有ると思います。レーダーセーフティーパッケージは付けて損はないと思います、緊急時の安全性向上以外にも前車を追従してくれるクルーズコントロールは絶品(楽チン)です。
最初エクステリアが気に入って試乗しました。ダンピングのきいた足、スポーティで少し高級感のあるインテリア、クイックなのに安定したダイレクトステアリング、兎に角気に入ってしまい白のスポーツの納車が早かったので試乗後に即契約しました。込込400万円位でこの満足度は個人的にはなかなか無いのではないかと思っています。だいたい2年位で飽きて乗り替えてきましたがもっと乗れそうです。故障や不具合も無く絶好調です。ベンツらしくないとの噂も聞きますが、特にベンツが欲しかったわけではないし以前乗っていたBMよりも運転が楽な感じがして好みです。
走りにこだわらないなら、十分な風格と内装は満足できると思います。走りたいなら116iです。ただ雪道を走るのでFFの長所はずいぶん感じています。この雪でFR車が坂道を上れなくてズリズリしている脇をすんなり通り抜けられました。このときはA180で正解!と強く思いました。雪の降らない地域に住んでいたなら116iにしたかもしれませんね。
ここまでAクラスの試乗について紹介してきましたが、やはり皆さんはその乗り心地やフィーリングに、従来からのメルセデスの重厚さを期待するようです。もちろんそれは当然のことでしょう。
しかし、この10年から15年間の車市場の大きな変化を見る限り、いつまでも過去の栄光に安穏としていられません。老舗であるメルセデスとて同じことです。このAクラスは今後のメルセデスの試金石となるのではないでしょうか。
またAクラスを購入時には、必ず試乗してから判断するようにしましょう。試乗してみなければ、分からないことも必ずありますので。
以上、メルセデス ベンツ Aクラスの試乗について検証してみました。参考になれば幸いです。
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