キュートな人気者!R-2の価格を徹底的に調査!ライバル車との比較も
2015/10/05
takeitokiyoto
バイオレット。ご存知でした?あの日産の小型乗用車です。調べました!!この凄さは日産ならではです。日産バイオレット(VIOLET )の生い立ちからバイオレットの性能・価格を、一緒に見て行きませんか?!中古車価格も・・・・!
バイオレット(VIOLET )は、日産自動車が生産していた小型乗用車です。
1973年1月に発売された初代710型バイオレットは、下級車種のサニーと、上級車種の610型ブルーバードUの中間クラスを担う新規車種として発売されました。
でも、実際はブルーバードシリーズの一車種として、510型ブルーバードの実質的な後継車種として位置付けられていました、
その背景には日産の商品企画や販売政策が影響しているといわれます。
[CM]日産自動車 バイオレット 1974年
初代710型バイオレットは、ブルーバードシリーズの一車種としての役目も担う位置付けから、型式番号は歴代ブルーバードの型式番号である「310型」「410型」「510型」「610型」から連なる「710型」が与えられており、歴代のブルーバードに「710型」が存在していないのはそのためです。
1973年1月に『バイオレット』は新発売されました。
ボディタイプは当初4ドアセダン、2ドアセダン、2ドアハードトップの3種類です。
日産・バイオレット(初代) 710型系
2ドアハードトップ(前期型)
1973年1月 - 1976年2月
710型バイオレットは複雑な曲面で構成されたファストバックスタイルだったため販売は低迷し、後に4ドアセダンはノッチバックスタイルへ大幅なマイナーチェンジが行われることとなります。
1974年9月。セダンのリヤコンビネーションランプ変更。
1975年9月、1600SSS-Eが昭和50年排出ガス規制適合(A-P710型)。
10月、残りの全車種が昭和50年排出ガス規制適合。
1976年2月、マイナーチェンジ。
タクシーユーザーから要望の多かった後方視界を向上するため4ドアセダンがノッチバックスタイルに変更され型式も711型になり、1,600ccが51年排ガス規制に適合。
2ドアセダンは廃止。
1977年4月、生産終了。A10型にバトンタッチ。
1977年5月20日、モデルチェンジでA10型が登場します。
ブルーバードから独立し独自の型式名が与えられました。
デビュー時のボディタイプは4ドアセダンと、「オープンバック」と称する3ドアハッチバッククーペ、そしてライトバンの3種類でした。
日産・バイオレット(2代目) A10型系
4ドアセダン(後期型)
1979年6月 - 1981年6月
2代目バイオレット登場と同時に、スポーティ志向で若者向けの「バイオレットオースター」(後の「オースター」)が、その3ヵ月後の8月には、ラグジュアリー志向で「ミニ・セドリック」的な性格の「スタンザ」がそれぞれ姉妹車として登場しました。
日産・バイオレットオースター 日産・オースター(初代) A10型系
ワゴン(北米仕様)
1977年5月、モデルチェンジでB-A10/PA10型が登場。
1978年5月、昭和53年排出ガス規制適合でE-A11/PA11型へ移行。
9月、スポーティ仕様の「1600GX/GX-EL」を追加。
1979年6月、マイナーチェンジによりヘッドライトが丸型4灯から角型4灯に変更。
1981年6月、FFのバイオレットリベルタへフルモデルチェンジ。
1977(昭和52年)日産バイオレット A10型 Nissan VIOLET typeA10
T11型バイオレットリベルタは、新開発のCAエンジンを搭載し、日産の世界戦略車として位置づけられていました。
1980 (昭和55年)日産バイオレット A11型 NISSAN VIOLET typeA11
ボディタイプは4ドアセダンと5ドアハッチバックの2種類でした。
1981年6月にバイオレットリベルタが発売されましたが、ラインナップは4ドアセダンと5ドアハッチバックセダンでした。
先代モデルにあった3ドアハッチバッククーペのオープンバックは消滅させられました。
1982年6月、バイオレットリベルタはわずか1年で販売終了となりました。
その後継として、日産店の取扱車種として1クラス下のN12型パルサーセダンベースのリベルタビラを新たに投入されました。
日産・バイオレットリベルタ(3代目) T11型系
スタンザ 4ドアセダン(北米仕様)
●初代 710型系
1974年 マレーシアの「スランゴール・グランプリ」にて「バイオレットターボ」が総合優勝を飾りました。
1977年 第12回サザンクロスラリーに直列4気筒DOHC・16バルブの競技用エンジン、LZ18型を搭載する2ドアハードトップがラウノ・アルトーネンのドライブで参戦、総合優勝を飾りました。この車両は現在、日産の座間事業所内にある座間記念車庫に保管されています。
●2代目 A10型系
1979年 1982年の「サファリラリーで4大会連続総合優勝」を達成しました。
1981年 第29回サファリラリーで総合優勝(3連覇)しました。
1982年 第30回サファリラリーで総合優勝(4連覇)しました。
1979年サファリラリー優勝車
ここでは、『バイオレット』の中古車価格を調べてみましょう。
中古車価格を載せている中古車価格掲載サイトはたくさんありますが、調べ易い中古車価格サイトとして「価格.com」で調べてみます。
それによれば、登録されている3物件の中古車価格帯が69~70万円となっているようです。
ちなみに、3件中1件の価格は「応談」となっています。
≪バイオレット GL≫
●車両価格:70.0万円(消費税価格込み)
●年式:昭和54年(1979年)
●走行距離:9万km
●排気量: 1400cc
●燃料: ガソリン
●ミッション : MT
バイオレット GL
車両価格:70.0万円(消費税価格込み)
同じく中古車価格を調べ易い「価格.com」によれば、
≪バイオレット J710型 GL≫
●車両価格:69.0万円(消費税価格込み)
●年式:昭和48年(1973年)
●走行距離:9.2万km
●排気量: 1428cc
●燃料: ガソリン
●ミッション : MT
バイオレット J710型 GL
車両価格:69.0万円(消費税価格込み)
≪バイオレット ウェーバー径45キャブ 2人乗り≫
●車両価格:応談
●年式:昭和50年(1975年)
●走行距離:不明
●排気量: 2000cc
●燃料: ガソリン
●ミッション : MT
●乗車人数: 2人
バイオレット ウェーバー径45キャブ 2人乗り
という価格になっています。
『日産バイオレット』についてその歴史や価格等について調べてきましたが、1973年~1982年まで生産されていたということもあり、最近の情報を集めることに苦労しました。
例えば、当時の新車価格を知るために相当数のサイトを検索しましたが、新車価格を掲載しているサイトに行き着くことはできませんでした。
いずれにしても、一時期を作り出した名車であることは間違いなく、未だにその魅力に取りつかれている人々も多くいるということからも理解できるかと思います・・・・。
VIOLET
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