ダイハツ・メビウス!知ってる方も知らない方も一緒に評価チェック!
2015/11/07
showta14
今から16年前ダイハツが送り出したダイハツネイキッド。ネイキッドのユニークなスタイルと、オーナーの趣向で自在にデザインできるコンセプトも斬新だったが、その斬新さから販売は低迷、約5年で姿を消した。今の時代ならどうだったのか、改めてその魅力を調べてみました。
軽自動車の世界も以前のハイトワゴンだけではなく、遊び心のあるクルマが増えつつありますが、今から16年前にダイハツが送り出したネイキッドとはどんなクルマなのでしょうか?まずはダイハツネイキッドについてご紹介します。
ダイハツネイキッド ターボ 2WD
ダイハツネイキッドは当時のミラ(L700系)をベースに作られたモデルです。
1997年(平成9年)に開催された第32回東京モーターショーに参考出品車両としてされましたが、反響が大きかったため販売を決定、1999年(平成11年)に開催された第33回東京モーターショーで市販モデルを公開した後、正式に販売を開始しました。それ以降、2004年の4月まで生産販売されたモデルです。
ダイハツネイキッド
カラフルなカラーも映えますね!!
当時はワゴンRなどのトールワゴンが全盛の中、独特でユニークなスタイルが印象的なモデルでした。
それでは具体的にダイハツネイキッドについて見ていきましょう!まずはその性能からです。
ダイハツネイキッド ターボ
ユニークなスタイルのエクステリアですよね、ボンネット上のエアスケープはその性能を誇示しているようです。
先にも述べましたが、ダイハツネイキッドのベースは当時のミラがベースとなっています。エンジンは660cc3気筒ツインカムエンジンと660cc3気筒ツインカムターボエンジンの2種類に2WDと4WD、5MTと ATを組み合わせられ、幅広い要望に答えていました。またボディも衝突安全基準が見直された新軽自動車規格にあわせて手直しはされています。
ダイハツネイキッド
どこから見てもデザインはユニークです。スチールホイールのデザインもマッチしていますね。
また、ツインカムエンジン搭載車は低公害車優遇税制が適用され、マニュアル車全車については、低燃費車優遇税制の適用車で、いずれも自動車取得税の軽減対象となっていました。(低公害・低燃費優遇税制は同時に適用されません)
インテリアにおいては、前倒しフラット助手席シートや左右独立で取り外しできる1脚約8kgの超軽量リヤシートの採用により多彩なシートアレンジが可能でした。
ダイハツネイキッド
リアシートも簡単に外せて、アレンジが効く機能性の高い室内。
それでは実際にユーザーはダイハツネイキッドの性能をどのように評価しているか、見ていきましょう!
『ノンターボなのでパワーはないですね。乗用の感覚で踏んでも進まない。ただ、一度スピードにのってしまえば超快適。ブレーキはすごくよく効きます。ハンドルはクルクル、小回りきくので嬉しいです。今までUターンは3車線ないと不安だったけど今は心配いらないし、ナビで細い道に入ってもなんとかなるコンパクトさ。』
『車の見切りが良い。後席が簡単に脱着ができるのでバンとしての利用価値もある。ターボで車体も軽いので一般道では流れについていくどころかリードできます。』
『ドアが90度近く開き、後部座席も簡単に外せ、四角車内なので、荷物が思った以上につめます。軽自動車かつ四角のエクステリアにより見切りがよく、狭い道もなんのその。』
やはり独特なユニークなスタイルに人が集中しているようですね。またそのスタイルの恩恵は見切りの良さなど、運転のしやすさにつながっている、という評価もありました。走行性能についてはNAエンジンは力不足だという意見が多く見受けられました。
さて、次はダイハツネイキッドの乗り心地とデザインについて見ていきたいと思います。
ダイハツネイキッド ターボX
なんといってもデザインは発売から16年経った今見てもユニークで古さを感じません。外側から脱着できるバンパー、外ヒンジの前後ドアが目を引きます。しかもただのデザインではなく、それぞれに機能性をもたせています。
ダイハツネイキッド
内装もセミトリムとして鉄板を露出させることで、室内でも外板色が楽しめるほか、マグネットの携帯電話ホルダーや、コインホルダーを好きな位置に取り付けられるという機能性も重視しています。
ダイハツネイキッド
ダイハツネイキッドの後部座席は、左右独立して取りはずせるため、大きさによっては自転車も積めるくらいのスペースを確保できます。
では、ダイハツネイキッドの乗り心地とデザインの評価についてユーザーの評価を見てみましょう!
『飽きのこないデザイン。もうじきお嫁に来て2年になるけど新しい車よりも個性的なデザインがとてもよい。かつ中期型なので、純正で角形のフォグランプがついているところも個人的には○。』
『なんといってもあのオモチャみたいな愛嬌のある姿!軽にありがちな「ワゴン型」に甘んじることない、さりげない自己主張が無骨なのにかわいい。軽だけど、意外と広い後席。家族4人で乗っても狭さを感じない。後席が前に倒れる&取り外せるので、自転車も積もうと思えば積める。燃費良し!』
『硬め?でしょうか?でも、ベンチシート好きなんで気に入ってます。ただ、私の運転姿勢と、座席の位置、角度が合わず腰、背中が痛くなります。』
『日本の車(特に軽)のシート表皮に欠けるパリッとしっかりした表皮が採用されておりすわり心地もよい。13年たった今でもあまり劣化を感じないが、足回りが柔らかくロールが激しい。遮音が悪いためうるさい。車内でラジオ聞きづらい。』
では、ダイハツネイキッドの価格をご紹介しましょう!
ダイハツネイキッド
グレードは標準グレードとターボの2グレードで、それぞれにFFか4WDの駆動方式が設定され、トランスミッションも5MTと4ATが選択できました。
NAエンジン搭載車の5MT(2WD) 919(千円)から
ターボエンジン搭載車の4AT(4WD) 1199(千円)という設定でした。
またGパッケージというパッケージオプションが選択でき、その内容は、
スモークドガラス(リヤドア/バックドアウインドゥ)、助手席SRSエアバッグ、キーレスエントリー(電波式/アンサーバック機能付)、リヤシートヘッドレスト、助手席&後席シートバックボード、助手席シートアンダートレイ、ラゲージルームランプ、リヤワイパー(2WD車のみ。4WD車は標準装備)で55(千円)という価格でした。
ダイハツネイキッド
最終型から13年経過してもユニークなダイハツネイキッド。今の時代にも新鮮に映りますよね。
さていかがでしたか?
ダイハツネイキッドがどんなクルマなのかお分りいただけたでしょうか?
ダイハツネイキッドは、ダイハツが「自由自在にクリエイティブ・カー」をコンセプトに日常用途での実用性をベースにした、乗る人が主体になれるクルマであり、いままでのクルマとは発想の違う新ジャンルのスモールカーを目指して、販売されましたが、なかなか思い通りの販売とはいかず、モデルチェンジをすることなくこの1代限りで生産を終了しました。
今の時代、スズキハスラーなどの大ヒットを見ると、かなりの大ヒットになったのではないかと想像されるので、非常に惜しい1台です。
これからご購入をお考えの皆様は中古でのご購入となるわけですが、その際にこの記事を参考にしていただけたら幸いです。
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