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スバルの元祖コンパクト7シーター!!スバルドミンゴとは?

スバルが当時の軽ワンボックスカー「スバルサンバートライ」をベースに作り上げた7シーターモデルスバルドミンゴは一体どんなクルマだったのか?単なる軽自動車の排気量アップバージョンなのか?スバルドミンゴの実態について改めて調べてみました。

スバルドミンゴってどんなクルマ?

スバルドミンゴ(初代)

スバルが1983年に軽ワンボックスカーであるサンバートライをベースに、1000ccエンジンを搭載した7人乗りワゴン車として登場しました。

発売当初エンジンは、3気筒SOHC、最高出力48PSのガソリンエンジンをリアオーバーハングに搭載。 駆動方式はRRとパートタイム式4WDの2種類で、組み合わされるトランスミッションは5速MTのみでした。

エクステリアでは、大型バンパー、角型4灯式ヘッドランプなどを装備し、ベース車であるサンバートライとの差別化を図っていました。

スバルドミンゴ

・全長 3,425mm
・全幅 1,430mm
・全高 1,870 - 1,900mm
・ホイールベース 1,805mm

それでは早速、スバルドミンゴを性能・デザイン・価格など、ユーザーレビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!

スバルドミンゴの性能は?

スバルドミンゴの性能はどのようなものだったのでしょうか?それでは見ていきましょう!

スバルドミンゴ(初代)

発売から3年後にサンルーフ車を追加し、 同時にフルタイム4WDを追加、4WD車のエンジンを1.2Lに排気量アップし、最高出力は52PSとなった。

1994年、ドミンゴは11年ぶりにフルモデルチェンジを行い2代目にバトンタッチ。初代同様に、車体は同社の軽ワンボックスカー「サンバーディアス」をベースにしていました。

スバルドミンゴ(2代目)

・全長 3,525mm
・全幅 1,415mm
・全高 1,925 - 1,995mm
・ホイールベース 1,885mm

エンジンは先代からのキャリーオーバーでしたが、燃料供給装置をキャブレターからEMPiに変更し、最高出力が61PSに向上させました。

また、これまでマニュアルのみだったトランスミッションにECVTを加えると同時に、フルタイム4WDについては、ビスカスカップリング方式へ変更したことで走破性がさらに向上しました。

スバルドミンゴ(2代目)

それでは、実際に所有しているスバルドミンゴのユーザーレビューを見ていきましょう!

『パワーや出足といったものは期待できませんがそれなりに走ってくれるので価格以上の魅力を感じました。燃費がもう少しよければ良かったのになと思いました。』

『CVTなので運転も楽。4WDはアウトドアで強い味方。燃費は軽のターボより若干悪い。重いので(4WDだったので車重1トン)走りは期待できない。』

パッケージコンセプトについては高い評価ですが、走行性能については車重によるパワー不足と燃費の悪さが目につきました。

スバルドミンゴの乗り心地とデザインは?

では続いて、スバルドミンゴの乗り心地とデザインについて見ていきましょう!

スバルドミンゴ(2代目)

2代目はリアクーラーもしっかりしたエバポレーター付のものになり、ようやくパワーウインドウ、パワーステアリング、集中ドアロックなどの時代に即した快適、便利装備が充実しました。

スバルドミンゴ(2代目)

大型バンパーにより全長は長くなっているが、このバンパーはサンバーディアスとのデザイン上の差別だけでなく、シャーシフレームの前後端を延長し、先端をY字形にすることで前面衝突安全を確保するためでした。

スバルドミンゴ アラジン

1996年、ルーフをポップアップ式とし、ベッドスペースを生み出すキャンピングカーとしての装備を加えたスバルドミンゴ「アラジン」をラインアップに追加しました。

それではスバルドミンゴの乗り心地とデザインについて、ユーザーレビューを見ていきましょう!

『6人まで十分のれる。また人の代わりに荷物も結構入る。真ん中の席をテーブルにできるのでアウトドアに最適。重心が高いのでコーナリングがとても苦手。』

『外観はいいようにゆうと落ち着きがあります、室内も期待していたより広く感じました。荷室が広くて使いやすいのが最大の魅力ですかね。』

『コンパクトな車体で小回りがきいて細道でも運転がしやすい、内装に高級感はありませんが使いやすいデザインだと思います。』

スバルドミンゴの乗り心地とデザインについては、その手頃なサイズ感と使いやすいシートレイアウトが高評価のようでした。

スバルドミンゴの価格は?

それではスバルドミンゴの価格について見ていきましょう!

スバルドミンゴ(初代)

初代の価格は装備・駆動方式・グレードの違いにより82万円〜156万円で販売されていました。

スバルドミンゴ(2代目)

2代目の価格は装備・駆動方式・グレードの違いにより107万円〜222万円で販売されていました。

スバルドミンゴの総括

スバルドミンゴ(初代)

当時、コンパクト多人数乗りワゴンはなく、スバルドミンゴがその先駆けでした。

さていかがでしたか?今回はスバルドミンゴを性能面を含め、様々な角度から見てきました。生産は終了していますが、コンパクト多人数乗りワゴンというコンセプトは、まさに今全盛期を迎えてます。

これをきっかけにコンパクト多人数乗りワゴンを再度見直してみるのもいいですね。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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