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ベンツ憧れのコンパクトクラスカー「W123」!その試乗評価は?

ベンツ憧れのコンパクトクラスカー「W123」!「W123」に試乗した人の「試乗しないとわからない走行評価、内装評価、総合評価」を紹介します。。「W123」が気になる方、「W123」を購入する方、試乗した人の声を参考にしてみてはいかがでしょうか。

ベンツの憧れのコンパクトクラスカーW123


まずはじめに、ベンツ憧れのコンパクトクラスカー「W123」とは一体どういう車なのかを見ていきます。
今回は「W123」に試乗した人の「試乗しないとわからない走行評価、内装評価、総合評価」に注目していきます。

メルセデス・ベンツ「W123」は、ドイツの自動車メーカーであるダイムラー・ベンツがメルセデス・ベンツブランドで展開していた自動車です。W114の後継として1976年から1985年まで生産・販売され、1982年に「W201」が登場するまで、エントリーモデルの役割を担いました。

セダン 240D

「W123」は1976年にセダンがまずデビューし、翌1977年にはクーペ、リムジン、ステーションワゴンがラインナップに加わりました。

クーペ230CE

クーペモデル(C123)は、セダンよりホイールベースが85mm短く、低いルーフとショートキャビンのスポーティな外観です。

リムジン

1977年8月にリムジン(V123)が発売され、ホイールベースはセダンの2,795mmより630mm長い3,425mmでした。

ステーションワゴン300TD

メルセデス自身の手による始めてのステーションワゴンは、T-モデルと呼ばれ、「T」は観光旅行・輸送の頭文字のTを表していたということです。

「W123」の販売では、小型車であるフォルクスワーゲン・ゴルフの1980年販売台数が20万0892台だったのに対し、中型車の「W123」はそれを超す20万2252台を記録したほど人気車種になり、最終的にW123の総生産台数は、269万6914台になりました。
また、これらW123のうち約108万台がドイツ国外に輸出されました。

MERCEDES BENZ W123 TUNING

「 W123 」を詳しく紹介している動画です。

「W123」は、1979年8月と1982年8月にマイナーチェンジを実施しています。
特に1982年の「W12」3の改良では、ヘッドライトが丸型から異形タイプ(角形)に変更されました。

「 W123 」に試乗した人の走行評価

さて、続いて本題です。
「 W123 」に試乗した人の感想、評価はどうなんでしょうか。
今回は「北欧のメルセデス」と表現されていたボルボ「240」と本家メルセデス・ベンツ「W123」との乗り比べての試乗評価・感想をまとめました。

「W123」と「ボルボ240」を乗り比べた試乗走行評価

試乗走行感覚としては「W123」の方がもっと「ドスン」とした印象を受けます。
実はこれにはわけがあり、「W123」はメルセデス特有の設計でフロアが二重になっているからです。だから乗員にそういう衝撃や感覚を伝えにくくそう感じさせやすくなっています。
感覚上、「W123」の方が「ボディーは動かずサスペンションだけが動いている」と言う
凸凹を踏みつぶしながら走っているような感覚が強いです。対する「240」はサスペンションの柔らかさもありもう少しフワフワしてボディーの堅牢さとは裏腹にもっと柔らかくて優しい走行感覚です。

試乗中の加速時に発生するエンジン音の大きさと室内の遮音性に関してはお互い同じ位で「240」も「W123」もそれなりに音は入ってきます。けれども、両者ともに不快なものではなくむしろ人によっては(特に自分は)ロッキンチェアーのような心地の良さも感じてしまいます。アクセルを踏み、思ったようなフレキシブルな反応はしてくれないけれど良い意味で飛ばす気にならないリラックスを与えてくれます。

「240」も「W123」のエンジンで言えば「W123」が2.8リッターで145ps、「240」が2.3リッターで115ps。排ガス規制の影響とはいえリッター辺り50ps程度でどちらも同じ位ですね。「240」も「W123」は遅いクルマである事に違いはないですね。けれど、搭載されるミッション(どちらもAT)の違いもあって軽快に感じるのは「240」の方です。「W123」は全体的にハイギアードで80kmを超えるまではかなり緩慢なフィーリングです。それに比べると「240」の方がもっとスイット加速してエンジンも更けていくように感じます。

試乗中コーナーリングにおいては、安定志向の「W123」よりも「240」の方が軽快な挙動を見せてくれるから面白いです。「240」を現代のクルマと乗る比べたときには意外に気付きにくい特徴がより強調される事に気づきます。それは「240」に隠された意外なスポーティーで軽快な一面。
しかし、「W123」と比べるとあの「鬼フラット」な特性には「240」は勝てません。

「 W123 」280E

2.8リッター・145psエンジン

ボルボ240

2.3リッター・115psエンジン

Mercedes-Benz Fascination W123 Sedan Documentary English

「W123」の試乗動画です。

以上、ボルボ「240」とメルセデス・ベンツ「W123」の乗り比べての試乗走行評価・感想でした。

「 W123 」に試乗した人の内装評価

続いては、「 W123 」の内装について、試乗した人の評価を見ていきたいと思います。
「 W123 」に試乗した人の感想、評価はどうなんでしょうか。
今回もボルボ「240」とメルセデス・ベンツ「W123」の乗り比べての内装評価・感想をまとめました。

「W123」と「ボルボ240」を乗り比べた試乗内装評価

「 W123 」は特有の緩やかなバイブレーションを伴うけれど「240」は意外にも今風の落ち着いた車内環境です。
「 W123 」トリム類の造りこみは流石はメルセデスと表現したくなる部分も多くて、興味のない人からしたら見た目は古臭く安っぽいかもしれないけれどドアトリムには樹脂のシボ加工ではなく丁寧に張りものが一枚してある仕上げで、コンソールに関しても同じで樹脂のシボ加工で済ませずそういった処理がされています。また、ドアノブのインナーハンドル一つとってもそうで重厚な造りの金属製のノブが使われています。
「240」はこのあたりで比較するならばやはり新車時の価格の違いもあって不利な
部分は否めません。「W123」と同じくドアトリムには一枚張りものがしてあるけれどそれは誰もが「ビニール製」と分かる薄っぺらいものだし贅沢な張りものがしてあるコンソールの「W123」と比べたらかなりチープな仕上げのプラスチックで済まされている。ドアノブのインナーハンドルもスウェーデンでの実用性を考慮したデザインだけれどとても「W123」のクオリティーには及びません。
一説によると当時ボルボは他メーカーの1.5倍の厚みの鉄板を使っていたとか。
そうすると、「240」の方がボディーが強いみたいに聞こえるかもしれないけれど、不思議と運転していて剛性が高く感じるのは「W123」です。

「W123」280E内装

「W123」のシートは天然ヤシの実繊維を使ったものです。形状と
しては割と平板ですが座り心地は快適で疲れません。

ボルボ「240」内装

「ボルボ240」はウレタン一体成型のものだけれどシートの大きさもクッション
の分厚さも厚くまるでフワフワと柔らかいソファーに座っているようです。

Fresh&Fabulous: W123

エクステリア・インテリアデザインが良く分かる動画です。

以上、ボルボ「240」とメルセデス・ベンツ「W123」の乗り比べての試乗内装評価・感想でした。

「 W123 」に試乗した人の総合走行評価

最後に、「 W123 」の試乗した人の総合評価を見ていきたいと思います。
「 W123 」に試乗した人の総合感想、評価はどうなんでしょうか。
今回も「240」と「W123」の乗り比べての総合評価・感想をまとめました。

「W123」と「ボルボ240」を乗り比べた試乗総合評価

内装のクオリティの高さはやはり、「 W123 」です。走りの重厚さも「 W123 」が上ですが、スポーティさを求めるなら「240」です。しかし、「 W123 」はやっぱり「240」に比べるとパーツの量も少ないし価格も割高です。信頼性に関しても年数が経っている分どうしても「240」には及ばない部分もあると思います。
けれど、2台共に機関そのものとしてはかなり頑丈で手を入れていけば本気で50万キ
ロコースの素晴らしすぎる耐久性を備えています。

以上、ボルボ「240」とメルセデス・ベンツ「W123」の乗り比べての試乗総合評価・感想でした。

試乗した人の感想をふまえて

今回はメルセデス・ベンツ「W123」とボルボ「240」の乗り比べての総合評価・感想をまとめました。このような評価は、実際に試乗した人ならではの声ですよね。
カタログや、画像だけではわからない内装細部についても気になる部分をしっかり見ることができるのところが、試乗の良いところだと思います。

いかがでしたでしょうか?
「W123」に試乗した人の「試乗しないとわからない走行評価、内装評価、総合評価」を紹介しました。「W123」が気になる方、「W123」を購入する方、ぜひ試乗した人の声を参考にしてみてください。

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