フレンチプレミアム!シトロエン C5の魅力を徹底的に調査しました!
2015/11/21
ヒロメリー
シトロエンが1982年に発売したシトロエンBX。ベルトーネのデザインや、シトロエンならではの技術満載の5ドアハッチバックでした。今回は、1993年に生産を終了したシトロエンBXについて、様々な面から改めてその魅力を調べてみました。
シトロエンBX
シトロエンBXは、GSAとCXの車格の間を埋める目的で1982年秋にパリサロンで発表されたハッチバック型の乗用車です。1985年にはブレークと呼ばれるステーションワゴンを追加し、1993年に後継車種のエグザンティアが登場するまで製造されました。
シトロエンBXは、前期型では、GSAやCX(前期型)と同様のボビン(回転ドラム)型スピード・メーターをはじめ、ウィンカー(セルフキャンセルされない)やライト、ワイパー、ホーン、ハザードのスイッチ類をメータークラスターに集中配置するなど個性の強いものを採用していました。
シトロエンBX
・全長 4,230mm
・全幅 1,660mm
・全高 1,365mm
・ホイールベース 2,655mm
シトロエンBXのデザインは、内外装ともにベルトーネ社において、ランボルギーニカウンタックやランチアストラトスなどのデザインで有名なマルチェロ・ガンディーニが手掛けました。
それでは早速、シトロエンBXを性能・デザイン・価格など、ユーザーレビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!
シトロエンBXの性能は、どのようなものだったのでしょうか?それでは見ていきましょう!
シトロエンBX
【BX 16TRS】
直列4気筒OHCエンジン
総排気量(cc) 1,579cc
最高出力(ps/rpm・DIN) 91/6,000
最大トルク(kgm/rpm・DIN)14,0/3,250
【BX 19TRI】
直列4気筒OHCエンジン
総排気量(cc) 1,904cc
最高出力(ps/rpm・DIN) 120/6,000
最大トルク(kgm/rpm・DIN)15,6/3,000
【BX 19GTi】
直列4気筒OHCエンジン
総排気量(cc) 1,904cc
最高出力(ps/rpm・DIN) 120/6,000
最大トルク(kgm/rpm・DIN)15,6/4,500
【BX 19GTi 16V】
直列4気筒DOHCエンジン
総排気量(cc) 1,904cc
最高出力(ps/rpm・DIN) 145/6,400
最大トルク(kgm/rpm・DIN)17,3/5,000
シトロエンBXのエンジンは、排気量1.4L、1.6L、1.9Lで直列4気筒OHC、1.9Lの直列4気筒DOHCのガソリンエンジン、排気量1.7L、1.9Lの自然吸気、および1.7Lの直列4気筒OHCディーゼルエンジンを搭載していました。日本には1,6L、1.9LのOHC及びDOHCガソリンエンジンが正規輸入されていました。
シトロエンBX
シトロエンBXのサスペンションは、フロントにハイドロニューマティックとしては初めてのストラット式でリアがトレーリングアーム式。スプリングは、前後共にハイドロニューマティックを採用していました。
シトロエンBXのボディ(日本仕様 1040kg~1110kg)は、一部を除いて軽量化のためにフロントボンネットやリアハッチゲートがFRP製にしていました。
シトロエンBXは機能的で、実用的なグローブ・ボックスや各収納スペース、広大なリアのトランクなどを備え、スペース効率の追求を徹底していました。またセルフレベリング機能により、荷重によるリアの沈み込みは全くないのも特徴です。
シトロエンBX
それでは、実際に所有しているシトロエンBXのユーザーレビューを見ていきましょう!
『トルクが全回転域で十分あるため、不満はない。ソレックスの2バレルキャブレター2基によるアクセルレスポンスや加速感も最高。』
『ゆっくり走っても楽しいという事を教えてくれた車です。加速はたいしたことは無いけど、一度スピードに乗れば高速道路も快適に長距離が走れます。』
『雪に強いこと ハイドロの車高調整をうまく使うと、スタッドレスとの組み合わせで、雪道で万能。4WDなんか要らないと思えたほどです。』
シトロエンBXのユーザーは、1,6Lユーザーが若干のパワー不足に不満を感じてるものの、トータルの走行性能と静粛性には概ね満足している方が多いようです。
では続いて、シトロエンBXの乗り心地とデザインについて見ていきましょう!
シトロエンBX
シトロエンBX のエクステリアは、ベルトーネによるもので、徹底的な空力の見直しで当時としては高水準のCd値0.341を達成していました。
シトロエンBX
シトロエンBXは人間工学に基づいて、インテリアも設計しています。柔くも座る人を支えるシートは、ハイドロニューマチックと相まって、しなやかな乗り心地と驚異的なロードホールディングを両立していました。
シトロエンBX
シトロエンBXのインストパネルは、ステアリングから手を離さずに行えるサテライトスイッチをはじめ、ドラム式のスピードメーター、バーグラフ式のタコメーターも採用されていました。
では続いて、シトロエンBXの乗り心地とデザインについて、ユーザーのレビューを見ていきましょう!
『内装デザイン ボビン式メーターをはじめとする飛行機のコックピットのようなインパネがお気に入りでした。シートの素晴らしさ。ソフトで包み込んでくれるフランス車特有のいいシートでした。』
『最初はそれほど良いスタイルだとは思わなかったが、気に入ったら全く飽きがこないデザイン。いまだ駐車場に行くのが嬉しくなります。素晴らしいシート(以前はレカロだったがすっかりフランス製のファンに)。』
『この初期型のガンディー二デザインは最高です。目を細めるとカウンタックに見えてきます。色はベージュなので目立ちますね。ボビンメーター類やシートの出来(腰痛持ちに良いっす)やハイドロの乗り心地など実にはまりますね。』
それでは気になるシトロエンBXの価格について見ていきましょう!
シトロエンBX
シトロエン社史上、BXは2CVに続く販売台数を誇り、ヨーロッパにおいてベストセラー車となりました。
価格は1991年当時で以下の通りです。
16TZi 2,570,000円
19TZi 3,095,000円
19TZiエバション 3,210,000円
GTi 3,310,000円
16V 3,690,000円
シトロエンBX
発売後、後継車の「エグザンティア」に世代交代するまで10年近くも輸入され、現在においても累計で日本で最も多く輸入されたシトロエン車です。
さていかがでしたか?今回はシトロエン BXを性能面を含め、様々な角度から見てきました。現在販売は終了していますが、シトロエンBXのデザインは、今でも5ドアハッチバックらしからぬ美しいクルマですよね。
これをきっかけに、改めて5ドアハッチバックについて見直してみるのもいいですね。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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