ミディアムクラスサルーンBMW5シリーズ。525Iの2.5Lは170馬力を発生
2016/02/05
とっぱらや
エレガントな4シーター高級ラグジュアリー・カブリオレであるBMW 6シリーズの2代目「E64」。完璧な防音・断熱機能を備えたソフトトップは、リア・ウインドはガラス製、約25秒でルーフ収納部のカバーの下に収納される。BMW 6シリーズ 「E64」の魅力を検証!
BMW E64は、ドイツの自動車メーカーBMWが生産する、6シリーズの2代目ラグジュアリー・カブリオレに付けられた開発コードです。ちなみに、E64のクーペモデルはE63です。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
全長4,830×全幅1,855× 全高1,375㎜(M6カブリオレ)、1,360㎜(カブリオレ)
ホイールベース 2,780㎜
「6」という数字が示すように、BMWの中ではかなり上位に位置するモデルだ。個性的なスタイリング、豪華な内装、優れた動力性能、高い快適性などが特徴で、カブリオレにはスイッチ一つで開閉する電動ソフトトップが装備されている。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
ソフトトップを格納した状態
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
ソフトトップを閉じた状態
2代目6シリーズは、まず、2003年10月に4リッターV8の「645Ci クーペ」が、続いて2004年2月に「645Ci カブリオレ」が発売された。2004年10月に3リッター直6の「630i クーペ」を追加。2005年10月から排気量を4.8リッターに拡大した「650i クーペ」と「650i カブリオレ」となり、さらにM5譲りの5リッターV10エンジンを搭載した「M6 クーペ」(2005年9月)と「M6 カブリオレ」(2006年9月)も加わっている。
それでは、BMW 6シリーズ カブリオレ「E64」の性能、デザインと価格を順次紹介しましょう。
BMW 645Ci カブリオレ E64
バルブトロニック(無段階可変バルブリフトコントロール)採用
V型8気筒DOHCエンジン
総排気量 4,398cc
最高出力 245kw(333ps)
トランスミッションはマニュアルモード付電子油圧制御式6速ATとシーケンシャル式6速セミATのSMGを選択可能。
ステアリングは左/右ともに選択可能。
BMW 650i カブリオレ E64
バルブトロニック(無段階可変バルブリフトコントロール)採用
N62B48B型 V型8気筒DOHCエンジン
総排気量 4,798cc
最高出力 367ps(270kW)/6,300rpm
最大トルク 50.0kgm(490Nm)/3,400rpm
燃費(10/15モード) 7.4-7.6km/ℓ
クーペモデルをベースとしMの名を冠する6シリーズ最高峰。ベースモデルにはない専用のインテリアを選択でき、イクイップメントもよりラグジュアリーに、さらには専用エンジンとトランスミッション、数々のハイテク装備で武装した6シリーズのフラグシップとなるモデル。高回転域でのパワーをいかんなく発揮するために、あえてバルブトロニックは採用されない。
BMW M6 カブリオレ E64
S85型V型10気筒DOHCエンジン
総排気量 4,999cc
最高出力 507ps(373kW)/7,750rpm
最大トルク 53.0kgm(520Nm)/6,100rpm
トランスミッションはパドルシフト付シーケンシャル7速セミATであるSMG-Drivelogicを採用
ステアリングは左/右ともに選択可能。
BMW 6シリーズ カブリオレ「E64」のデザインについて紹介します。
歴代モデルのイメージを踏襲しつつも、低くワイドな出で立ちを演出するグラマラスなフェンダーライン、全体としても曲線を基調とした流麗なスタイルへと大胆な変身を遂げている。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
一見するとワイド&ローの典型的ラグジュアリー・カブリオレであるが、ボディの光を考えた面構成、ヘッドライトとリアコンビネーションランプ周りのデザイン等、ディテールにもこだわっている。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
カブリオレは4座を基本とし、ソフトトップを閉じたときにはクーペモデルのスタイリングとの統一感を重視するなど、他のライバル車とは一線を画す。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
6シリーズはボディ外板に樹脂素材を多用しているのもユニークなところ。フロントサイドパネルはサーモセット・プラスチック(熱可塑性樹脂)、トランクリッドは樹脂とグラスファイバーの複合素材であるシート・モールディング・コンパウンド(SMC)製になる。
惜しみなく貼られたバーチウッドパネル、触感の滑らかなレザー、ナビゲーションや車両情報を表示する液晶ワイドモニター、それを遠隔操作するiDriveコントローラーなどなど、豪華かつ整然としたインテリアに圧倒される。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
最近の BMW のインテリア・デザインは、逆インバース形状であるが、6シリーズはセンタークラスターが若干ドライバー側を向いているコックピットスタイルだ。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
快適性や乗降性を重視したシート。もちろんフル電動で、シートヒーター付。
ボディーカラー、内装コーディネートを細部に渡りカスタムオーダーを受け付けるBMW-インディヴィジュアルが用意されている。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
足もとは狭いが、大人でも座れる後席。背もたれ中央の裏に救急セットがある。
ガラス製のリヤウインドーがボディ側からせり出す個性的なソフトトップを備え、電動でリアのトランク内に収納される。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
リアウインドウ兼ウインドディフレクター。
ソフトトップはフルオート、つまりスイッチ一つでトップの開閉が可能です。オープン時にはリアウインドウがウインドディフレクターの役を果たす。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
幌の開閉はロック解除からウインドウ昇降までフルオート。
幌を開閉する途中。コンパクトに折り畳まれる。
トランクスペースの容量は 350L で、幌格納時でも 300L が確保される。
ウインドディフレクターはクローズ時のリアウインドウも兼ねる
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
遮音・断熱性の高い多層構造のソフトトップにより、クローズド時の快適性はクーペに遜色ない。
Cd値が 0.31 とオープンモデルとしては最高レベルで、ハイスピードでも風の巻き込みが気にならないという。
後席には若干風が吹き込むが、前席ならほとんど風の巻き込みはない。
それではBMW 6シリーズ カブリオレ「E64」の価格を紹介しましょう。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
645Ciカブリオレ E64(2004年2月~2005年9月) 10,650,000円~11,360,000円
650iカブリオレ E64(2005年10月~ ) 11,600,000円~12,600,000円
M6カブリオレ E64(2006年9月~ ) 16,500,000円~17,000,000円
BMW 6シリーズ カブリオレ「E64」について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
BMW 6シリーズ カブリオレ(E64)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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