日本でも逆輸入で日本名が付けられ、プロナードとして販売されている
2015/10/27
marerytta
地球上最後に残るクルマになれるか？新型ランクル200の魅力とは？
ランクルはトヨタ車史上最も長い歴史を持ち、警察予備隊への納入を目的に製作され、現在まで65年間にわたって生産されてきました。今回は去年ビッグマイナーチェンジをした新型ランクル200について調べてみました。新型ランクル200はやはり「陸の王者」なのでしょうか？
新型ランクル200 ZX
ランクル200は、それまでのランクル100系の後継モデルとして、2007年に発売が開始されました。現行の新型ランクル200は、2015年に2度目のマイナーチェンジを受け、デザインの一新と安全装備の強化が実施されています。
搭載エンジンは、グレードに関係なく4.6Lのガソリンエンジンを搭載し、6速ATを組み合わせています。
新型ランクル200 ZX
・全長 4,950mm
・全幅 1,980mm
・全高 1,870mm~1,880mm
・ホイールベース 2,850mm
それでは早速、新型ランクル200を性能・特徴・価格など、レビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう！
新型ランクル200
V型8気筒DOHC32バルブエンジン
総排気量 4,608cc
最高出力 318ps / 5,600rpm
最大トルク46.9kgf・m/ 3,400rpm
新型ランクル200のエンジンは、クラウンマジェスタやレクサス・LS460などに搭載されているエンジンと基本的には同じものですが、車の性格にあわせてトルク重視のチューニングを行っており、燃料の供給方式をポート噴射式へ変更することで、最大トルクを向上させました。また、組み合わされるトランスミッションは6速化することで、燃費を向上させています。
新型ランクル200
新型ランクル200は、ねじり剛性や曲げ剛性に優れた強靭なラダーフレームを採用し、オンロードはもちろんオフロードでの走行性能を高めています。
また、フロントにはコイルスプリング式のハイマウントダブルウィッシュボーンサスペンション、リヤには一貫してトレーリングリンク式サスペンションとすることで、急な斜面や大きな凹みのある荒れた道においても優れた接地性を発揮し、厳しい路面状況下でも高いオフロード性能を実現しています。
では、実際の評価はどのようなものなのでしょうか？レビューを見てみましょう！
搭載エンジンは、今や世界的な“絶滅危惧種”である自然吸気V8ユニット。4.6リッターという排気量から318psの最高出力と46.9kgmという最大トルクを発するものの、それでもさしもの2.7トン近い重量を相手にするがゆえ、スタートの瞬間からその動きはゆったりしている、というか、正直かなり重々しい。それでも絶対的な動力性能にはまず不足は感じない。
走行安定性自体は、高重心の重量級SUVとしては悪くない。グラッと傾きながらも4輪の接地性を失いにくく、進路もあまり乱されない。前輪駆動をベースにしたハリアーのような軽快感は伴わず、同じオフロードSUVでひとまわり小さなランドクルーザープラドと比べても設計の古さを感じるが、悪路向けのSUVとして不満のない走行安定性を備える。
新型ランクル200は「新型」とはいえ、エンジン、サスペンション、ドライブトレインは発表から8年以上が過ぎている為、設計の古さは否めないようですが、ヘビーデューティーSUVとしての実力はまだまだ高評価のようですね。
では続いて、新型ランクル200のアピールポイントについて見ていきましょう！
フロントグリル＆LEDヘッドライト（デイライト付）
何と言っても今回最も目を引くのは、このフロントマスクのデザインの変更ではないでしょうか？以前より高められたヘッドライトは、LEDになり遠方を高い位置からの照射を可能にし、若干後方寄りにレイアウトすることで枝などによる損傷を避けることを前提に考えられているようです。見た目のワイド感だけでなく、機能的なデザインであることがわかりますね。
マルチレレインモニター
新型ランクル200には、車両周囲の状況確認を4つのカメラでサポートするシステムがメーカーオプションで用意されています。フロント、左右、リヤに搭載したカメラでとらえた映像をカメラスイッチで切り替えることで、ドライバーの死角になりやすい車両周辺の路面状況を確認できます。また、トヨタ車初搭載のアンダーフロアビュー、フロントビュー回転表示も使用可能になります。
Toyota Safety Sense P
新型ランクル200全車に標準されているToyota Safety Sense Pは、発生割合の高い事故に対応する次の4つの先進安全機能をパッケージ化したシステムです。
①プリクラッシュセーフティシステム
②レーダークルーズコントロール（ブレーキ制御付）
③レーンディパーチャーアラート
④オートマチックハイビーム
その仕組みは、フロントグリル中央奥に設置されたミリ波レーダーと、フロントガラス上部に設置された単眼カメラを併用した検知センサー、そしてそれに基づく統合的な制御により、クルマだけではなく、歩行者の認識を可能にし、事故の回避や衝突被害の軽減を支援するというものです。
では、気になる新型ランクル200の価格を見てみましょう！
新型ランクル200 AX Gセレクション
新型ランクル200は、JNCAP予防安全性能評価において、満点で最高ランクの「ASV＋」を獲得しています。
新型ランクル200の価格は以下の通りです。
【GX】4,728,437円（税込）
【AX】5,134,909円（税込）
【AX G Selection】5,854,582円（税込）
【ZX】6,825,600円（税込）
新型ランクル200
新型ランクル200には、排気量アップしたエンジンとオリジナルの内外装を持つ、レクサスLX570がラインアップされています。
さていかがでしたか？今回は新型ランクル200の性能面を含め、様々な角度から見てきました。新型ランクル200は、トヨタ車の中でも最も長い歴史を持つモデルですが、その走りはまさに陸の王者たる１台でした。
これをきっかけに大型SUVをご購入予定の方は、新型ランクル200ついて検討してみてはいかがでしょうか？ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
