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どうして起こるの?タイヤの片減りが起こる原因を徹底解明!

タイヤは消耗品ですが、均等に減っていくわけではありません。運転の癖、タイヤ自体の問題、アライメントなど、あらゆる原因で片減りが起こります。片減りの仕方によっては整備が必要になる場合もあります。今回はタイヤの片減りが起こる原因を解明したいと思います。

タイヤの片減りってどんな状態?

本来、タイヤは均等に減っていくものとして作られています。
しかし、運転の仕方や整備の仕方でタイヤの片減りが起こります。
ある程度均等に減っていれば問題ないのですが、極端に一部だけが摩耗している!なんてことがあった場合には早急に対処する必要があります。

つまりタイヤの片減りとは、本来均等に摩耗していくべきタイヤのどこか一部だけが極端に摩耗していく状態のことを言います。
この状態のまま放置するとバーストの危険性があるので、早急に対処したいところですね。
ではタイヤの片減りの原因とは何でしょうか。

今回はタイヤの片減りの原因を探り、運転方法や整備の問題などで少しでもタイヤの片減りを改善するお手伝いをさせていただけたらと思います。

タイヤの片減りの原因①運転方法

ここではまずタイヤの片減りの原因の一つとして挙げられている運転の仕方で起こる片減りについて見ていきたいと思います。
どのような運転をした場合に片減りは起こるのでしょうか。

フロントタイヤ外側だけが片減り

これはあまり減速せずにコーナーに進入する走り方をしている人に良く見られます。
カーブやコーナーではスローインファーストアウトが基本ですので、十分な減速をしてからコーナーに進入するようにしましょう。

トレッドパターンのブロックの前後が減っている

これは段付き摩耗とも言われており、前側が減っている場合は急ブレーキの多用が原因で、逆に後ろ側だけが減っている場合は急加速が原因です。

安全運転のためにも急加速、急ブレーキは避け、余裕のある運転を心がけましょう。

タイヤの片減りの原因②空気圧

次は空気圧が原因で片減りする場合の現象を紹介します。
空気圧の調整をすることで片減りを防ぐだけでなく、燃費を伸ばしたり、安全性を確保することもできるので、常に気を配っておきたいところですね。

両肩減り

空気圧不足でタイヤがきちんと膨らまず、タイヤの両肩が減っている状態を言います。
この状態だとタイヤの機能が十分発揮されないため、非常に危険です。
規定の空気圧を保てるように、定期的に空気圧を調整しましょう。

中央だけが減る

中央だけが減っている場合は逆に空気圧が高すぎて、タイヤが膨らみすぎています。
やはりタイヤの機能が十分発揮されないため危険です。
もしくはホイールとタイヤのサイズがあっておらず、ホイールの幅よりもタイヤサイズが小さい場合はタイヤが引っ張られている状態になるため、中央だけが摩耗していきます。
ドレスアップで引っ張りタイヤにしている場合はタイヤの片減りに注意してください。

タイヤの片減りの原因③車の異常

次は車の異常が原因で起こるタイヤの片減りについて紹介します。
タイヤが片減りしている原因は実は足回りの不調にあります。
もともとタイヤの角度や開き具合を計算してトーやキャンバーを調整してあるのですが、ちょっとしたことで狂いがちです。
片減りの仕方である程度、どういうメンテナンスが必要かわかるので見ていきましょう。

フロントタイヤの進行方向外側だけの片減り

ホイールアライメントが狂っている状態です。
タイヤの外側が減っている場合はトーイン過多かポジティブキャンバー過多、もしくはどちらも起こっている状態です。

アライメント調整をしてもらいましょう。

フロントタイヤの進行方向内側だけの片減り

こちらもホイールアライメントが狂っている状態です。
タイヤの内側が減っている場合はトーアウト過多かネガティブキャンバー過多、もしくはどちらも起こっている状態です。

アライメント調整をしてもらいましょう。

羽状摩耗

タイヤのトレッドパターンのブロックの内側だけ、もしくは外側だけが減っている状態のことを言います。
これもアライメントが狂っていることで起こる現象なので、アライメント調整をしてもらいましょう。

タイヤの片減りを防ぐには

いかがでしたか。

タイヤの片減りを防ぐには急加速や急発進を避けて、空気圧やアライメント調整を定期的に行うのがよさそうですね。
タイヤの片減りを防げば、タイヤの寿命が延びるだけでなく、安全で快適なカーライフが送れます。

タイヤの片減り放置しておくとバーストしたり、タイヤの性能が発揮されず万が一の時に泊まることができません。
タイヤの片減りを発見したら、早急に対処するように心がけてください。

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