カーエアコンが効かない!カーエアコンの修理っていくらかかるの?
2016/02/08
echigoya.t
カーエアコンを洗浄しようと思ったことはありますか?お部屋のエアコンはしますよネ?外を走る車のエアコンの方が、何十倍も汚れてますよネ?カーエアコンの洗浄は、やり方さえ分かれば、思ったほど難しくは無いんです。あなたにも、出来ます!お勉強しましょう・・・・!
カーエアコンとは、自動車に装備されているエア・コンディショナーのことです。
当たり前すぎて笑われそうですが、安全にも大きく寄与している装置なのをご理解されてます?
カーエアコンの冷温風、とりわけ冷房サイクルを通して供給される乾燥した送風により、フロントガラスやサイドガラスの霜取りや曇り取り(デフォッガー/デフロスター)を行う機能も持っているからです。
ここで、カーエアコンの仕組みを簡単に紹介しておきます。
液化されたエアコンガスを、エバポレーター内で蒸発させると、気化熱によりエバポレーターが冷えます。
そこに室内気や外気を通過させることで、冷たい空気が室内に入ります。
家の中・外にあるエアコン装置が、一式狭い空間にセットされているんですね。
暑くなってくる5.6月になると、車内ではカーエアコンを点けたくなります。
今まで暖房位置にしていた切り替えスイッチを冷房にして、スイッチON!
モア~~~!!クッサ~~~!!
経験ありますよネ!!
そうならないために、カーエアコンを頻繁に使いだす前に、洗浄しましょう・・・・・!
でも、どこをどうやって洗浄すればいいのでしょう・・・・?
前述のように、カーエアコン始動一発目に「くせ~!」となる事があったら、これは大体カーエアコン内部にあるエアコンフィルターの目詰まりや汚れエバポレーターに繁殖しているカビや雑菌によるものです。
カーエアコンのエバポレーターっていうのは、左画像のような形をしています。ダッシュボードの奥に設置されてるので普段はお目にかかる事はありません。
エバポレーター内には冷媒、つまりエアコンガスが循環しています。そこを風が通過する事にによって、カーエアコン吹き出し口から冷たい風が噴き出す仕組みになっています。
カーエアコンをかけるとエンジンルーム下部から水がポタポタ漏れだしていることがありますでしょう?
これはエバポレーターが冷えて水滴が出来るからなんですね。
氷を入れたコップの周りに水滴が出来るのと同じ原理ですね。
それをホースを通してエンジンルーム下部から放出しているのですが、画像のようにエバポレーターは細かいフィンがあります。
この内部に溜まった水滴は完全に除去する事は出来ません。
その残った水を媒体にカビや雑菌が繁殖していくのです。
そのカーエアコン内のカビや雑菌を洗浄・駆除して臭いの原因を取り除いてやろうと言うのが今回の内容になります。
このエバポレーターのカビや雑菌を洗浄するためには、まずエバポレーターの場所を知らなければいけません。
エバポレーターの場所は大抵の車はグローブボックス裏側にあります。(詳しくは下記画像「誰でもかんたん!クルマのエアコンクリーニングキット!」で)
そして、カーエアコンにはフィルターが有るものと無い物があります。
施工方法はほぼ変わりありませんが・・・・。
また、家庭用のエアコン洗浄剤でクリーニングする方もいるようですが、カーエアコン洗浄対象のエバポレーターが少し奥まった場所にあるので、長いノズルが付属してある車専用の洗浄剤で洗浄する方がやりやすいようです。
では、いよいよカーエアコン洗浄の始まりです。
まず、カーエアコンの外気と内気のスイッチを動かして見ます。
アナログ的なものはワイヤーで繋がってますし、デジタル系なら電動で切り替わるはずです(電動のものは車のエンジンをイグニッションONにしておかないと動きませんよ!)。
カーエアコン洗浄前の施工前の下準備として、
1)内気循環にしておく。
2)空気吹き出し口は足元(フット位置)に。
3)風量は最大にしておく。
4)エアコンスイッチをONにしておく。
5)温度は最低にしておく。
以上をしておきます。
全ての準備が出来たら、カーエアコン洗浄剤のノズルを内気ダクトより突っ込んで液剤を噴霧していきます。
カーエアコン用洗浄剤のノズルが長いので、奥まで突っ込んだほうが良いのかな?と思って突っ込みすぎると、あまりエバポレーターの全体に洗浄液がかかりません。
少し遠目から噴霧した方が、吸引される空気で拡散されて全体に洗浄液がかかるようになります。
これで出来上がりですが、一発でニオイが消えなければ定期的なカーエアコン洗浄で更に汚れが取れる可能性がありますネ・・・!
こちらもカーエアコン洗浄前の施工前の下準備として、
1)内気循環にしておく。
2)空気吹き出し口は足元(フット位置)に。
3)風量は最大にしておく。
4)エアコンスイッチをONにしておく。
5)温度は最低にしておく。
を、しておきます。
次にフィルターを外します。
ほとんどの車種で、フィルターはグローブボックス奥に装着されています。
不安な方は、下記のDENSOさんのエアコンフィルターサイトからフィルター位置とグローブボックスの外し方を確認しておいて下さい。
フィルターが目詰まりしてくると、エアコンの性能低下と臭いの原因になりますので、1~2年で交換してあげましょう。
交換にはまだ早いのであれば、エアブローで汚れを取り除いておきましょう。
フィルターを取外した隙間から洗浄剤を噴霧していきます。
エアコンをかけての施工なので自然に吸い込まれていきます。
ノズルを奥まで突っ込まなくても、画像くらいの位置で噴霧してOKです。
ノズルは突っ込みすぎないようにと書きましたが、中にファンがありスゴイ勢いで回っているからです。
そういった理由から指など絶対に入れないで下さい。
ケガの原因になりますよ!気をつけて洗浄施工してください。
エアコンをかけていると、エンジンルームから水が排出されてますよね。
洗浄後の液はそこから排出されます。
透明のカップで確認してみると、こんなに黒い水が出てきます。
洗浄されたのが分かりますネ・・・・!
これでカーエアコン洗浄完了かと思いがちですが、液を噴霧して直ぐに洗浄完了ではありません。
最低でも15分くらいはエアコンをかけっぱなしにして液剤の完全放出と乾燥させることが重要です。
少し、薬品くさいので施工後は少しの間窓を開けて換気しておいた方が良いでしょう。
これでいよいよカーエアコン洗浄が完了です。
文字で書くと大変そうですが、やってみるとそれ程でもありませんよ・・・・!
最後に動画も載せておきますので、よりイメージを強くして夏前というよりも梅雨前にカーエアコン洗浄をやってみては如何でしょうか・・・・?!
誰でもかんたん!クルマのエアコンクリーニングキット!
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