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ロードスターの屋根をクローズしても爽快なハードトップについて

ロードスターの魅力はオープン時の爽快感。一方、雨天時などに幌をクローズしてもエンジン音や走行音等の騒音が侵入してきて音楽が楽しめませんし、エアコンの効きも今一つです。この欠点を補うのがハードトップ。今回は歴代のマツダロードスターハードトップについて紹介します。

ロードスターのハードトップとは?

ハードトップとは、硬い屋根、硬い材質でできているクルマの屋根のことを言います。
ロードスターの屋根構造で、布製の幌でできた「ソフトトップ」の対義語です。

デタッチャブルハードトップ

ロードスターの着脱式のハードトップ、いわゆる「デタッチャブルハードトップ」の場合、多くの場合、アルミやFRPなど、比較的軽い素材で作られています。本来装備されていることの多いソフトトップに比べ、ハードトップの着脱作業は煩雑ですが、耐候性と耐久性では大きく優り、室内の快適性とクーペ風のスタイルも得られると好評です。

ロードスターのデタッチャブルハードトップ

本来、ロードスターにはソフトトップが標準装備されていますが、用品として準備されている専用のハードトップを装着することが多いです。

リトラクタブルハードトップ

リトラクタブルハードトップは格納式のハードトップです。屋根を収納するスペースとしてトランクを使用するためデッドスペースが生じ、車両によってはオープン時にはトランクとしての機能が失われる車両もあります。デタッチャブルハードトップと違い屋根を分離することはできません。

現在では、リモコンでの開閉機構を有するものが多く、また開閉時間も20秒程度となってきています。
ハードトップではありますが、日本の車検証の形状欄はソフトトップと同じく「幌型」と記載されます。

それでは、歴代ロードスターのハードトップについて紹介します。

マツダロードスター(NA、NB)のデタッチャブルハードトップ

初代ロードスターは1989年9月1日に発売されました。当時のユーノス店の第一弾車種として「ユーノス・ロードスター」 の名称で発売されました。発売初年には国内で9307台を販売、翌年は世界で9万3626台を販売してスポーツカーとしては大ヒットとなりました。

ロードスター(NA)デタッチャブルハードトップ装着

1998年に初のモデルチェンジが行われ2代目となりました。日本国内では初代の販売チャンネルである ユーノス店が廃止されたため、マツダ・ロードスターの名称での販売となりました。

ロードスター(NB)デタッチャブルハードトップ装着

初代(NA)、2代目(NB)ロードスターともハードトップモデルの設定はありませんでしたが、用品として純正のハードトップが設定されていました。このハードトップはNA、NBに共通に使えました。

マツダロードスター(NC)のリトラクタブルハードトップ

3代目ロードスターは2005年8月25日に発売され、1年後の2006年8月23日にリトラクタブルハードトップモデルの「ロードスターRHT」が追加されました。

ロードスターリトラクタブルハードトップ

通常の電動リトラクタブルハードトップのモデルは、ルーフ収納時にトランクを普段とは逆向きに開け、ここに屋根を折り畳んで収納する仕組みを持ちます。このため、ほとんどのモデルでトランクスペースが犠牲になってしまいます。

ロードスターリトラクタブルハードトップ

しかし、ロードスターの場合は、写真をみれば分かりますが、ルーフの収納場所はノーマルモデルと同様に幌を収納していた部分です。このためトランクスペースを全く犠牲にしていません。

ロードスターリトラクタブルハードトップ

マツダロードスター(ND)のリトラクタブルハードトップ

4代目ロードスターは2015年5月21日に発売開始されました。当初はハードトップモデルは設定されていませんでしたが、2016年3月23日から開催されたニューヨークモーターショー2016で新型ロードスターRFが公開されました。

ロードスターRF

全長3,915×全幅1,735×全高1,245mm
エンジンタイプ:SKYACTIV-G 2.0
トランスミッション:6EC-AT/SKYACTIV-MT 6MT
エンジン最高出力:155HP/6,000rpm
エンジン最大トルク:148ft・lb/4,600rpm
ボディ形式:オープン(電動リトラクタブルハードトップ)

ロードスターRF

軽量・コンパクトなルーフはスイッチ操作で約12秒で開閉でき、しかもルーフを車両重心に近い
シートバックスペースに収納することでトランクスペースを一切犠牲にせず、50:50の前後重量配分や
従来モデルと同等のボディ剛性をも実現した。

ロードスターRF

ロードスターRFには、ルーフの開閉にかかわらず航空機内持ち込み用キャリーバッグが搭載できるほどのラゲッジスペースが確保されています。

ロードスターRF

ロードスターRFのハードトップ格納が動画で見れます。

まとめ

ロードスターハードトップについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ロードスターRFの国内販売が待たれますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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