アウトドアでも街乗りでも大活躍!RAV4の4WDってどんなクルマ?
2015/09/21
toroimo
雪道や泥道、雨や雪、風の強い日など、どんな道路状況でもどんな天候でもしっかり走ってくれるプリウス4WD! 通勤や普段のドライブはもちろん、アウトドアレジャーにも最適なプリウス4WD! そんな万能のプリウス4WDの性能を徹底的に検証し、紹介します!
いわゆる「4WD」とは何なのか?
「4WD」または「四駆」と呼ばれる自動車は、そもそもどのような自動車なのでしょうか。
プリウス4WDの性能を検証する前に。
「4WD」や「四駆」という言葉はよく耳にしますが、これらの車はそもそもどんな車なのでしょうか?
まずは、4WDについて簡単な説明をしてみます!
4WDとは、英語の4-wheel driveの略称で、四輪駆動の事です。四輪駆動とは、4つの車輪全てに駆動力を伝え、駆動輪とする駆動方法の一種です。略称で四駆とも呼ばれています。
またAWD(all-wheel driveの略称。日本語で全輪駆動)と表現される事もあります。
四輪全てが駆動力を発揮するので牽引力が非常に大きく、駆動力が路面との摩擦力を上回り、空転が発生しやすい路面では、各タイヤにかかる駆動力を分散させる事ができます。このため空転を抑え、悪路での脱出性や高速走行性に優れています。4WDが雪道や泥道などの悪道に強く、走りの安定性が高いと言われているのはそのためです。
また、4WDのもう一つの利点として、エンジンブレーキによる制動力が四輪に分散されるため、ホイールロックまでの限界が高く、ロックからの回復が早い事も挙げられます。
以前より要望が高かったプリウス4WD。既に情報が出回っていましたが、9月8日(現地時間)の米国ラスベガスにおいて、ついにその姿が披露されました!
2009年5月の現行モデルの発売以来、ほぼ6年ぶりとなる全面改良が施されたプリウス4WDの性能とその魅力に迫ります。
プリウスは1997年、世界初の量産ハイブリッド車として登場以来、優れた環境性能と先進性により、ハイブリッド車の普及促進に貢献してきました。
初代から数えて4代目にあたるプリウス4WDは、これまで培ってきたハイブリッド技術に更なる磨きをかけると共に、トヨタ自動車が全社を挙げて取り組む、クルマづくりの構造改革「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を初めて取り入れ、「優れた環境性能」はもとより、「洗練された低重心のスタイル」「走る楽しさ」のより高いレベルでの実現を目指すとの事。
TNGAは単なる理念ではなく、実際に真に価値あるクルマを生み出すための開発手法です。パワートレーンとプラットホームを刷新し、一体的に新開発を行う事により、基本性能や魅力や品質を高め、生産技術の向上を狙います。
TNGAによるパワートレーンユニットの低重心・低配置化とボディ剛性強化で、操縦安定性と乗り心地の良さが向上。低重心化により、ボンネットやダッシュボードの高さも下がる事で乗りやすくなり、ドライバーの視界も良くなります。
ボディはレクサスにも採用されているレーザースクリュー方式の溶接技術でしっかりと接合、更にホットスタンプ(熱間プレス)も採用して、ボディ剛性を大幅に強化する事に成功しています。
更に、運転支援の予防安全対策として、トヨタが発表している4つの先進安全機能をセットにした最新鋭の安全装備「Toyota Safety Sense P」を採用。プリウス4WDは、安全性においても最高クラスの装備を備える事になります。
プリウス4WDの4WD機能搭載についてですが、道路状況に応じて四駆とFF(二輪駆動)の切り替えができる機能付きの制御システムを採用するようです。従来型のフルタイム4WDだと燃費がかなり悪くなってしまうので、低燃費を目指すプリウスには合わない事を考えると、この選択は当然ですね。
ラスベガスで披露されたプリウス4WDの室内長は2110mm、室内幅は1490mm、室内高は1195mmでした。それに対して現行プリウスの室内長は1905mm、室内幅は1470mm、室内高は1225mm。プリウス4WDが現行プリウスよりも車体を大きく、重心を低くしているのが分かりますね。これにより、安定性と乗り心地が向上しています。
内装の質感も大幅にアップ。広い室内空間に、黒を基調にシルバーメッキを各所に施した都会的で落ち着いたデザイン。メータ類は、これまでのプリウスと同じく中央に設置。シフトノブも中央のナビの下に設置されています。プリウス4WDの広い室内と落ち着いたデザインは、ドライバーにゆったりと寛げる空間を提供してくれるでしょう。
また、インテリアにはインパネの両サイドからドアトリムにかけてスロープを設定し、ベルトラインと交差させるなどの斬新なアイデアを取り入れています。
プリウス4WDは、プリウスの象徴であるトライアングルシルエットを継承しつつも、低重心パッケージを融合させた先進的なデザインとなっています。ルーフの頂点を前出しし、エンジンフードを低く抑える事で、よりスタイリッシュに。
また、低重心化は運動性能の向上と共に、空気抵抗係数Cdを下げるので、高速燃費の向上にも繋がります。
先進性を進める一方で、アルミホイールの上から樹脂製ホイールカバーを被せる事で空気抵抗低減を狙う手法や、リヤフェンダーに特徴的なレリーフを設けるなど、初代プリウスの発想を取り入れた部位も見受けられます。ただ斬新さを追求するだけではなく、培ってきたものを活かす姿勢が見て取れます。
また、リヤ廻りに個性的なデザインのLED式テールランプを採用し、夜間でもプリウス4WDだと判別できるようにするなど、機能面の向上や乗り心地の良さだけでなく、プリウス4WDの個性を強く打ち出す演出にもばっちり配慮しています。
これまでプリウスは、フルモデルチェンジするごとに驚異的な低燃費を実現してきました。
初めての4WD設定となるプリウス4WDも例外ではありません。
ハイブリッドシステムはTHS(Toyota Hybrid System)Ⅲへと進化。熱効率を40%以上に高めたエンジンに、トランスアクスル、モーター、電池といった各ユニットの軽量化・コンパクト化で、優れた低燃費を実現する事に成功しました。
その燃費については、まだ正式に発表されていませんが、廉価グレードではJC08モードで40.0km/Lの燃費を実現しているとの情報があります。また、その他のグレードでも2WDモデルでアクア並みの燃費を達成しているといわれています。
プリウス4WDの駆動用バッテリーは、廉価グレードがニッケル水素バッテリー、上級グレードがリチウムイオンバッテリーを採用するようです。これは性能は優れているけどコストがかかるリチウムイオンバッテリーだけだと、全体価格が高くなってしまうからだと思われます。なお、燃費が40.0km/Lなのは、ニッケル水素バッテリーを採用し、装備も簡素化しているEグレードのみだそうです。
残念ながらプリウス4WDは2015年12月販売の車。乗った人の感想をあげるのは無理なので、実際に4WD車に乗った人の感想をいくつかあげてみました。
4WDの性能や魅力とは?
雪道に適した車として真っ先に挙げられるのは4WD(四輪駆動車)です。
前にエンジンがあり、前輪と後輪を同時に駆動させる事が可能な4WDは、
駆動力を4つに分散して伝える事が出来るため、
エンジンの出力を効率的に路面に伝える点に於いて非常に優れています。
4WDが山道などの不整地に強いのは駆動方式のおかげで、雪道でも例外ではありません。
4WDにスタッドレスタイヤを装着すれば鬼に金棒。
雪を踏み固めただけの圧雪路はなんなくクリアし、シャーベット状の雪でも、
スリップがしにくいというメリットがあります。
ただし、ツルツルのアイスバーンで無茶をすれば、他の車同様にスリップやスピンを起します。
デメリットとしては車体が重いので、下り坂での走行に弱いという点があります。
雪道を走行する際は例え雪道に強い4WDでも慎重を要するという点では、
他の駆動方式と変わりがありません。
私は、北海道で4ヶ月は雪道やアイスバーンを走っています。当然4WDのほうが重宝しますが、24万円の価格差を考えてFFの人も結構いるようです。オートモードで走っていてもアイスバーンはそれほど安心して走れるものではありません。むしろ4WD状態で横に滑ったときにはどうにもコントロールが出来ません。
以前にも書き込みましたが、4WDの機構上、前輪のスリップの状態により後輪にトルクを配分させているので、常にFFより安全かとは言い切れないと思います。
ただつるつる路面での発進や登坂能力は当然4WDのほうが優れています。前輪と後輪のトルク配分を5:5に固定できれば最高なんですけど、雪道は。
いずれにせよ、雨の日の高速道路での走行は4WDは絶対に過信してはいけないと思います。
金沢市在住のものです。しかも金沢市でもやや雪が多い山手なので、4WDの方を買いました。(昨年7月 AERAS 2.4です。)
雪道は、文句なしに4WDにした方が、強いです。
これは(雪の)高速道路についても同じで、ずいぶん安定感が増します。
パートタイムで2WD⇔4WDに切替できることも嬉しいですね。
私は、ほとんど2WDで乗っています。雪が積もった時、凍結時のみ4WDに切替えてます。(2WDでの燃費は、街乗り6[Km/l]台後半~7[km/l]台前半でまあまあ良しとしよう。
義兄は、AERAS 3.0 4WDを買って燃費悪い(5Km/l前後)とぼやいてます。他にいい面はあるんですが。。)
以前は、ルシーダの4WDだったので 文字とおり年中(FUll TIME)4WDとなってしまい、燃費は悪かったです。
雨の日の高速では、4WDにしたことは、まだありません。(そこまで不安に思う天候に遭遇したこと無いため。多分効果はあると思いますが。。。)
やはり雪道など悪道には4WD車の方が良いようです。安定した走りができる、という点も良いのでしょう。最近多い2WD(FF)⇔4WDへと切り替えができる方式の車にして、道路の状態に応じて使い分けている人も多いようです。
一方で、価格と燃費の高さがネックになってる点も挙げられています。また、何よりも安全面において過信は禁物だという点は、4WDも他の車と変わりません。
これもプリウス4WDでは無理ですので、人気の高い4WD車を3車種紹介します。
「軽自動車なのに収納が広い」と幅広い年齢層、特に女性から沢山の支持を得た車です。コンパクトなボディには、広い収納スペース以外にもユーザーの事を考えた工夫が詰め込まれています。
軽自動車であっても本格的なオフロード走行をするために、4WDモデルには急な下り坂でも安心して走れる「ヒルディセントコントロール」、スリップしやすい路面で効果を発揮する「グリップコントロール」といった優れた機能が備わっています。
他にも荷物を置くフロアは頑丈で汚れてもすぐに掃除ができる素材を使う、駐車が楽になる「バックモニター機能」がついているなど、細かい配慮がなされた作りとなっています。
リーズナブルながら機能性と実用性に優れた車です。上級クラスに装備されている機能を全車に標準装備しているところも、非常に大きな魅力として多くのユーザーの支持を集めています。
フィットをベースとした車なので運転しやすく、それでいて雪道での走りも安定している点が人気となっています。
大き過ぎず使い勝手が良いので、幅広く活躍できる車です。
海外で販売される事を考えて作られた車です。ただし、現行の三代目は「国内専用車」として販売されています。
海外で販売される事を考えて作られた車は「快適性」よりも「走りのパフォーマンス」を重要視する傾向が強いのですが、ハリアーは前・後席の足回り設定やクッション性が高いシートなど「快適性」を重視した車です。
ハリアーの魅力は、何と言っても高級感溢れるインテリア。更にステアリングやシートの位置を最適化する事で、どんな体型の人でも楽な姿勢で運転できるようになっています。長距離運転でも疲れにくいように設計されているのも魅力です。
悪道に強く高速走行性に優れている4WDですが、反面構造が複雑で、重量と抵抗が増えるために燃費が悪いという弱点があります。プリウス4WDは、その弱点を克服した理想の4WDとなるか?という意味でも大きな期待を寄せられています。
ハイブリッド車ならではの環境性能に、過酷な環境でも安定して走れる走行性能を併せ持つ車。まさしく夢、理想の車といっても過言ではありません。プリウス4WD、2015年12月の販売が待たれます。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。この記事が、参考になれば幸いです。
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