マツダCX-3と競合するライバル車は?価格を中心に検証してみます
2015/09/01
☆ゴン
300SL。ご存知ですね?あのダイムラー・ベンツのスポーツカーです。調べました!!この凄さはダイムラー・ベンツならではです。ダイムラー・ベンツ300SLの生い立ちから300SLの性能・価格を、一緒に見て行きませんか?!中古車価格も・・・・!?
メルセデス・ベンツ300SL(Mercedes-Benz 300SL )は、ドイツの自動車メーカーダイムラー・ベンツ(現ダイムラー)が開発・製造したスポーツカーのことです。
同社の高級スポーツカー、SLクラスの初代モデルにあたります。
メルセデス・ベンツ300SL
ガルウィングドアと世界初のガソリン直噴エンジンを特徴とする2シーター・クーペ。
1957年以降はオープンのロードスターに変更されました。
1955 Mercedes-Benz 300SL Gullwing Coupe
車名の「300」はエンジン排気量3リットル、「SL」はドイツ語「Sport Leicht」の略で軽量スポーツカーを意味します。
そもそも300SLは、ワークスチーム用のプロトタイプレーシングカーとして開発されなした。
300SLは、市販される予定はなかった野ですが、ニューヨークの輸入ディーラー、マックス・ホフマンがアメリカ市場における需要を予想し、1000台の確定注文をもってダイムラー・ベンツ社を説得した事から始まります。
ガルウィングドアを持つ初代クーペモデルは当時の価格で6,820ドルという高額にも関わらず人気車種となったのでした。
1957年5月にクーペモデルは生産終了となり、以後はロードスターモデルに移行しました。
Mercedes-Benz 300 SL Roadster
生産台数はクーペが1,400台、ロードスターが1,858台でしたが、廉価版とも言うべき190SLは当時の価格で4,000ドル以下で発売され300SLよりも商業的な成功を収め、その生産台数は2万5881台に達しました。
Mercedes-Benz 190SL
300SLと190SLの生産は、230SLと入れ替わる形で1963年に終了しました。
300SLは左ハンドル仕様のみの設計であり、右ハンドル仕様車は生産されませんでした。
今日、300SLはその独特なドアと世界初の技術のためにすべての年代を通してもっとも収集すべきメルセデス・ベンツのひとつとなっていて、価格は40万ドルまで達しているそうです。
300SLのドアはルーフ上にヒンジのある跳ね上げ式で、開放するとカモメの翼のような形状となることからガルウィングドアと呼ばれました。
この方式は装飾面からデザインされたのではなく、レーシングカーとしての素早い出入に由来するものでした。
ガルウィングドアを開放した300SL。
サイドシルはアームレストの高さまである。
300SLプロトタイプのシャーシは軽量化と強度確保を両立させる目的で、細い鋼管を組み合わせたマルチチューブラー・スペースフレームが採用されました。
この構造では上下のサイドメンバーが座席の脇を縦貫するため、ドア開口部の「敷居」にあたるサイドシルが高くなってしまいます。
そこで、レースでの最低限の乗り降りのため、跳ね上げ式ドアを採用することになったのがガルウィングドアの生まれた原因です。
性能優先のスポーツカーであり、乗降性や快適性を重要視した設計ではなく窓もあかないほどの300SLでしたが、後のロードスターモデルでは日常的な使用を考慮してドアの形状・開閉方向が一般的なものとなり、窓も開閉できるようになりました。
ガソリン車において最初であるこの新型の燃料直接噴射装置は最高時速260 km/hをもたらしていました。
300SLは市販車としては当時、最速の自動車でありました。
直列6気筒M198ガソリン直噴エンジン
前面投影面積減少のため進行方向左側に傾けて搭載されている
約1,600kmごとにオイル交換が必要になるとか、クラッチがとても重く多くのドライバーが次の日ふくらはぎが痛んだとか、レースの為の新型装置のお蔭で苦労の絶えない車でもありました。
ベンツ 300SL
スポーツカーレース用ワークスマシンです。
シャーシやボディは新設計ですが、エンジンや足回りは開発期間短縮のため300リムジン (W186) から流用したものです。
「SL」とは、「Super Leicht(超軽量)」を意味していてスペースフレームと軽量なアルミ製ボディにより車重を870 kgに抑えていました、
ボディラインは市販型よりも丸みを帯びており、フロントグリルは扁平な楕円形になっていました。
レース参戦と並行してスーパーチャージャー式エンジンやエアブレーキの搭載がテストされ、レース活動終了後の1953年には、トランスアクスルや燃料噴射エンジンのテストカーも製作されました。
300SLプロトタイプ (W194)
ガソリン直噴エンジンを搭載するロードバージョンです。
ボンネットとドア、トランクリッドを除いてスチール製ボディとなり、車両重量は大幅に増加してしまいました。
フロントはフェイスリフトされ、ボディラインは抑揚のついたデザインとなりました。
オプションで着脱式のハードトップ・ルーフが用意されていました。
日本において石原裕次郎の愛車として知られる個体は、ロードスタータイプのヘッドランプの付いたクーペです。
メルセデス·ベンツ300SLクーペ
外見は300SLと共通するシルエットですが中身は別物で、W121系シャーシにキャブレター式1.9L直列4気筒SOHCのM121エンジン (110 PS) を搭載しています。
ロードスターとして発売され、後にハードトップモデルが追加されました。
300SL, 190SLともにブレーキは前後とも当初はドラムブレーキでしたけど、1961年以降はディスクブレーキに変更されています。
メルセデス・ベンツ 190SL
ここでは『300SL』の新車価格と中古車価格を調べてみたいと思います。
まずは『300SL』の新車価格です。
『300SL』の新車価格は前述しましたが、次のようなものでした。
≪Mercedes-Benz 300SL Gullwing Coupe≫
●当時の価格:6,820ドル
≪Mercedes-Benz 190SL≫
●当時の価格:4,000ドル以下
とのことでした。
次いで『300SL』の中古車価格です。
日本の中古車価格掲載サイトを調べてみましたが、『300SL』の中古車価格を明確に掲載しているサイトは見つかりませんでした。
その中の一例をご紹介します、
≪SLクラス(メルセデス・ベンツ) 300SL 昭和62年(1987年)≫
●車両価格:応談
●年式:昭和62年(1987年)
●走行距離:8.8万km
●排気量: 3000cc
●燃料: ガソリン
●ハンドル: 左
●ミッション : AT
●駆動: 2WD
●乗車人数: 4人
●ドア数: 2
SLクラス(メルセデス・ベンツ) 300SL 昭和62年(1987年)
車両価格:応談
そして次のような記事も見つけました。
Data
名称 メルセデス ベンツ 300SL クーペ
生産年 1954年-1957年
生産台数 1400台
全長 4520mm 全幅 1790mm 全高 1300mm ホイールベース 2400mm
エンジン形式 水冷直列6気筒SOHC
排気量 2996cc
最大出力 240ps/1600rpm 最大トルク 25.9kg-m/4200rpm
最高速度 217-265km/h
トランスミッション 4段M/T
その他
燃費 6.4km/l
中古価格の相場 約1000万-1600万円
というもので、このあとに『Mercedes-Benz 300SL』の歴史や性能、写真等が続く記事でした。
注目すべきは、上記中の「中古価格の相場」に記載された価格ですよネ・・・・!?
それと、“消費税価格”はどうなるんでしょうネ・・・・どうでもいいっか!!
クロムが多用された50年代特有のダッシュボードは未来的なものを感じさせる。 このクルマにかっこよく乗り込むためには、 この広く高いサイドシルをうまく攻略しないといけない。
乗り降りをしやすくするためか、 ステアリング・ホイールはワンタッチで前に倒れるようになっているものもあり、 特に米国向けに多いそれは、 「太った人向けのホイール」として知れ渡っている。
もう一つ見つけた記事を記載します。
Inverkehrsetzung
05.1955 Fahrzeugart Occasion Aussenfarbe silber Kilometer 5’000 km Getriebeart Schaltgetriebe Antriebsart Hinterradantrieb Türen 2 Innenfarbe rot Hubraum 2’995 cm3 Zylinder 6 Leistung in PS 215 Leergewicht 1’335 kg Preis CHF 1’850’000.-
車両価格:1’850’000スイスフラン
車両価格:2億2440万円
訳しますと、
●年式:05.1955
●走行距離:5000km
●ミッション : マニュアル変速機
●駆動: 2WD
●ドア数: 2
●インテリアカラー:赤
●排気量:2'995cc
●エンジン:6気筒 215PS
●車重両:1’335 kg
●価格:CHF1'850'000.-(円換算価格:224,405,000円)
というところでしょうか。
あの石原裕次郎も乗っていたという『メルセデス・ベンツ・300SL』を調べてみましたが、とにかくすごい車でした。
価格のことなんか重要ではなく、”開発すると価格無視でユーザーが欲しがる車”という感じがしました。
レースのために開発された“ガルウィング”で一躍有名になり、もちろんレースでの輝かしい成績を持ちながら、予定になかった市販も実現され、何もかもついている車ですネ・・・・!
でも実は、軽量化のため開発された“ガルウィング”の為に当時の技術では窓の開閉ができないという欠点があり、室内はエンジンの発する熱が入り込んでかなり暑くなってしまっていたようです。
リアウインドウに排熱用の機構がありましたが、あまり機能しなかったとのことです。
さらに当時はカーエアコンを自家用車に搭載するという考えもほとんどなかった時代でしたので、真夏の運転は過酷を極めたということです。
なんか、一本取ったような・・・・!!
メルセデスベンツ 300SL ガルウイング 中古車試乗インプレッション
価格の話も・・・・
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