2015/09/10
tace
スズキ最後の軽自動車FRスポーツカー、「スズキ・カプチーノ」の評価を徹底調査してみました。FRスポーツカーの上に、オープンカー。趣味で購入するもよし!セカンドカーにするもよし!コツコツと整備をしてスズキ・カプチーノとドライブに出かけませんか?
スズキ・カプチーノ。数少ない軽自動車のオープンカー。そのスズキ・カプチーノの評価は?
1991年10月発売。フロントエンジン・リアドライブ(FR)を採用した軽自動車の枠で、現実性を考慮した上でスポーツ性能を追求したスズキのフラッグシップモデルとされる。1989年の東京モーターショーに参考出品し、当時の鈴木修社長(後に会長)が「発売する」と表明していた。
初期の日産・フェアレディZなどにも見られるロングノーズ・ショートデッキのスポーツカースタイルを採用し、ルーフは3ピース構成で取り外せばトランク[2]に収納できるため、フルオープン、タルガトップ、Tトップの3つの形態を選択できる。
同時期に市販されていた軽自動車のスポーツカーの中で唯一のFRレイアウトで[3]、フロントアクスルより後部にエンジンの重心を位置させる「フロントミッドシップ」を目指し、フロント51対リア49という重量配分を実現している。またエンジン縦置きで生まれた左右スペースを活かし、軽自動車初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用していた。車体剛性の確保には、プロペラシャフトを通すセンタートンネルと、大きな断面積を持つサイドシルを利用しており、車内容積については「世界一居住空間の狭い車」と表現した自動車雑誌もあった。ボディーやルーフの各所にはアルミニウムを使用し、純正装着品としては日本最軽量となる14inアルミホイールも用意されるなどの軽量化も行われている。ブレーキは4輪ディスクで、フロントにはベンチレーテッドタイプを採用し、オプションでABSやトルセンAタイプLSDも装備が可能だった。
1995年5月にはマイナーチェンジを受け、オールアルミニウム化されたK6A型エンジンと16ビット化されたECUを搭載、最大トルクが10.5kgf·m/3,500rpmになった。またエンジンのオールアルミ化やホイールの軽量化などによって前期モデルより10kgの軽量化を遂げた。 当初は5速MTのみの設定だったが、このときのマイナーチェンジにより3速ATも選択できるようになっている。
1998年10月、バブル崩壊に伴うスペシャルティカー市場の低迷と軽自動車の規格変更による車種再編に伴い、セルボモードとともに車種整理の対象となり、生産を終了。生産期間が7年間、総生産台数は26,583台であった。 なお、FRレイアウトの軽自動車は後に限定販売された同社のジムニーのFR仕様を除くと2015年現在、本車が最後である。
スズキ・カプチーノ。ジムニーを除く最後のFR車のスズキ・カプチーノ。スポーツカーなんですね!
アルトワークスと同じメーカー、スズキの誇る?唯一、軽自動車のスポーツカーですね。
このクルマ、ノーマル状態では、同じくノーマルのアルトワークスにはまったくかないませんが、搭載しているエンジンが、アルトワークスと同じF6Aターボ、K6Aターボだけあって、チューニングを進めていくと、アルトワークスと同様に、とてつもなく速いクルマに変貌します(;^_^A
ベースとなった車種がファミリーカー?やバン(商用車)(^^;)も兼ねているアルトワークスとは違って、エンジン以外の全てが専用設計の部品で構成され、空力的に優れたデザインのボディ形状、フロントミッドシップの適正な重量配分、そして、軽自動車唯一の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション等、コストダウンの塊りの現行軽自動車では、まずありえない(^^;)普通車スポーツカー並みのパッケージングを持っています。
基本的なチューニングプロセスは、アルトワークスとほぼ同じで、搭載しているエンジンも一緒なため、エンジンやコンピューターチューンも、ほぼ同様のステップになりますが、サスペンション系は構造が全く違うため、アルトワークスとは異なります。
そして、フルチューンされたカプチーノは200馬力以上のハイパワーを得ることも可能です
スズキ・カプチーノ。性能高いですね。チューニングすると軽自動車最強です!
現在の軽自動車と比べると悪いのかもしれませんが、スズキ・カプチーノはそのドライビング性能が魅力です!
では、オーナー様の生の声を聞いてみましょう
・若き日にビートの次に買ったクルマです。前期型を購入しました。太古の記憶を書いておきます。
軽快に走るオープンカーを探してる人はカプチーノに乗りましょう。
ダブルウイッシュボーンサスペンションのセッティングは完璧でした。のりごこちは良かったです。旋回中でもサスは柔らかさを失わない余裕があるので、ぐにゃぐにゃ曲がる山道も走りやすいです。ノンパワステのステアリングですが、車の状況をドライバーに伝えるにはちょうどいいカンジでした。ハンドリングの特性も完璧なニュートラルステアで、敏感すぎることもないし鈍すぎることもないバランスの取れたものでした。
シフトフィールはまあまあです。グニョグニョではないですが、カチカチと決まる感じでもないです。
ターボで加給されるエンジンは本当にパワフルでした。ボディは軽く、エンジンはパワフルなので燃費も15km/lはいきます。
オープンスタイルはいろいろ選べるのですが、リヤウインドを立てたまま走ると風の巻き込みがうるさいので、オープンかクーペスタイルかの2択になると思います。クーペスタイル走行時で雨漏りはありませんでした。
インテリアの作りこみもコストをかけていて、所有する喜びを感じます。インテリアの質感は最近発売されたホンダ社のS600に負けていないと思います。
・【エンジン性能】ターボの恩恵で高地でもグイグイ走って登っていきます。
以前は一般車が走れた乗鞍スカイラインやエコーラインでも全く息切れしませんでした♪
私のは初期型ですが、後期型は金属チェーンのタイミングベルトを採用し、更に総アルミエンジンブロックで10kgの軽量化もされています。
地味に感じるかも知れませんが、そう云うお金の掛る進化をさせたのは凄いな~と思います。
・【走行性能】エンジン性能評価とも被りそうですが、ターボが効くまでのトルクが少ないので発進等、慣れるまではアクセルとクラッチのコントロールが難しいかも。
ターボが効けばとにかくイージーに走らせる事が出来ます。
やはり、スズキ・カプチーノの運動性のは評価◎!
では、スズキ・カプチーノのデザイン、乗り心地は?
前からの印象は、低い!車高の低さから運動能力の高さ、コーナーリングの強さが伺えます。
そして横からのデザイン。小さなボディーにスポーティーを感じます
後ろからの姿は、小さなお尻です。荷物は積めませんね・・・
内装は・・・狭い!しかし、狭いところが好きな方もいますよね!
それでは、実際にスズキ・カプチーノに乗るユーザー様の評価を見てみましょう
・【エクステリア】ロングノーズ、ドアの大きさ、ドアサイドシルの高さ、ボディ四隅に踏ん張っている大きなタイヤ、ショートデッキと、軽自動車ながらスポーツカーらしいデザインだと思います。
なんといってもフルオープンの開放感は素晴らしいです。
・【インテリア】メータは右にスピード、左にタコのブラックパネル、水温・燃料計も小さいのが付いてます。
座席はレザー調ですが本皮ではありません。
センターコンソールから続くセンタートンネルにはシフトレバーとサイドブレーキレバー、パワーウインドウスイッチとフタ付きの小物入れがあり、フューエルカバーのオープンレバーが仕込まれています。
空調コントロールのパネル&レバー類は当時のスズキ車と共通の汎用パネルですが、オーソドックスなデザインで使い易いです。
華やかさは全く無いですが、それが気に入っています
・
【乗り心地】ホイルベースが短くて車体が軽量なぶんの落ち着きの無さは感じます。
サスペンションストロークは少ないかも?
いまの軽自動車とこちらも比べるといけません!スズキ・カプチーノは運動性能で勝負!
軽自動車スポーツカー!スズキ・カプチーノのお値段は?
スズキ・カプチーノは新車では買えません。中古車ですが、あなた好みのスズキ・カプチーノが見つかるといいですね!
いかがでしたか?スズキ・カプチーノ
スズキ最後のFRスポーツカー、カプチーノ。軽自動車なので維持費も比較的少なく、家族がいてスポーツカーに乗れない方でも、もしかしたら趣味で遊べるかもしれないスズキ・カプチーノ。中古車で安く手にいれて、コツコツと整備すれば、スズキ・カプチーノは良いおもちゃとなるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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